第86回南三陸ボランティアツアー:ワカメ収穫補助漁業支援活動 ②
第86回フェローズウィル南三陸ボランティアツアー その2
活動二日目、前日は暖かい薄曇りの天候でしたが、現地に到着し、浜の漁師さんから「明日は突風ふいて、船は出せね~な」とのこと。案の定、夜中の突風でなんども目が覚めてしまうほど凄い風が吹き荒れました。
朝の天気は上々でしたが、海上は強い風が吹いているようです。ブリーフィングを行い、寄木漁港へ向かいます。
民宿庭の椿が綺麗です、私達が植樹した「レンギョウ」も、もうすぐ黄色の花を咲かせると思います。
三班に分かれ、塩蔵したワカメの芯抜き作業補助に取り掛かります。今年のワカメは海水温度の低下で生育が悪く、しかもロープに付けたワカメの種(小さなワカメの芽)が種落ちしたものも多くあったそうで、極端な品薄です。「震災の時より値が良いけど数がこれじゃな~」、、自然は毎年同じ顔はしてくれないのです。
お茶っこタイム
和気あいあいはいつものことです。
どんな時でも浜の方々には笑顔が絶えません、私達が伺うと笑顔が「大笑い」に変わります。
H家親子も、もちろん元気、元気。「ワカメをいつもの袋に入れて売るんじゃなくて、お土産用とか普段使い用のオリジナルな袋に入れて販売してみたいんだけど、袋のデザインでぎっかな」とのオファーを頂き、ただ今デザイン真っ最中です!!
フェローズウィルで参加者さんよ用に購入した、「メカブ削ぎ」へのペンキの二度塗り作業は私の仕事です、いつもこの時期にはフキノトウやタラの芽採ったりが私の仕事になるのです。笑
小屋の外で、一人でペンキ塗りをしていると、作業小屋から聞こえる笑い声が静かな寄木に響き渡り、とても心地よいのです。
昼食時間が近づくと、牡蠣が海から揚がってきます、傍らでは爺ちゃんが牡蠣剥きをしてくれてます「おう、食ってみっか」、 ほどよい塩味効いて美味しいのです。
作業小屋で昼食を頂き、午後の活動が続きます。
婆ちゃん手作りの「メカブ漬け」を小袋にいれ、お土産に頂戴し、もちろん、お昼にもワカメと共に美味しく頂きました。
2013年だったかUNICEFの方々と一緒に建てた大型テントは元気に健在です。
ワカメ収穫のシーズンと共に南三陸には春が訪れます。
私は翌日に控えた東京港区の高輪で開催される「防災講習」講演の為、活動を理事やスタッフに委ね、南三陸を離れます。
一日お疲れ様でした、今日はしっかり晩御飯が用意されています。
気合はいってますね~ 美味しく頂きます!! 続く