南三陸ワカメ漁業支援ボランティアツアー②

おはようございます。2日目の朝、高倉荘さんから見える美しい日の出です。

作業に備えて朝食をしっかり頂きます。カレイの煮つけ・きれいなメカブなどおいしく頂戴しました。

2日目から参加のスタッフも加わり、寄木と泊浜に分かれて道具の掃除・片づけ・ワカメ袋詰め等の作業です。まだ4月ですが日中の作業は暑くなりそうなので、体調に気を付けて作業を行います。

泊浜でのかご洗い作業と浮き玉の掃除の様子です。大量のフジツボやムラサキガイがついてしまった浮き玉が山のようです。なるべく玉を傷つけないようにフジツボやムラサキガイを専用の道具でとっていきます。休憩を取りながらよろしくお願いいたします。

寄木では、小屋と屋外での作業に分かれます。この写真はワカメの養殖に使う重りです。ワカメの養殖ロープを海中で適切な位置に沈めて固定させるために使用されます。重りを乾かし、重りについているロープを使って4つひとまとめにして小屋にかたづけます。一見何という事のない作業に思えますが、1つ1つに石と砂が入った重りは1kg以上あり、結構な重労働です。これを普段はご夫婦で片づけるそうです。腰、膝に負担がかかります。

○寄木での浮き玉掃除の様子

寄木漁港でいさざのかご洗い作業。漁師さんたちに作業着・長靴をお借りしました。参加者さん似合っています^^

寄木の小屋ではヒジキのごみを取り除いて、きれいにしたものを袋詰めする作業です。

午前中の作業をいったん終えてお昼休憩をとります。寄木のかご洗いは参加者さん、漁師さんたちで終わらせることができました。お疲れ様でした!終わらせられなかった作業は午後に持ち越しです。参加者のみなさんは、何とか漁師さんのお役に立ちたいしこの山を少しでも片づけたいという思いで作業にあたってくださいました。そのためにも休憩はきちんとります。

さて、午後も泊浜と寄木で作業の続きです。 

ワカメの袋詰め作業は空気を入れないようにきれいに詰めます。最後に空気をしっかりぬいて封をするプレス作業はコツがいります。

○寄木の浮き玉掃除

泊浜での浮き玉掃除のようす。これを漁師さんのご家族だけで作業されるかと思うと1つでも多く片づけようと皆さん作業に没頭されています。

ここでちょっとブレイクです。○○おじさんが「皆さんに食べてもらいたい」という思いで、地元の方と山菜の女王「コシアブラ」を採りにいきました。なかなか市場には出回っていない貴重な山菜だそうです。根元にある逆三角形の固い葉(ハカマ)を取り除いて料理します。(ご存じかとは思いますが代表です^^)

夕方16時をまわりそろそろ片づけて宿に戻ろうと参加者の皆さんに声をかけます。一区切りするからあと少しだけやりますと16時半過ぎまで作業をされていた班もありました。寄木で作業していた皆さんは「明日もまた作業にきます、よろしくお願いします。」と漁師さんたちに挨拶をして、バスで高倉荘へ戻ります。

(まだ終わっていない作業について)明日の午前中でなんとか終わらせたいな・・・というお声がちらほら聞こえてきました。ここまでやれたという達成感と、南三陸に来て少しでも漁師さんたちのお役に立てたかな、等々思い思いに作業にあたってくださっています。

これも後から聞いたお話ですが、初参加者の皆さんが浮き玉掃除を”これはやりがいがある。一度やってみると意外とハマる!”と作業を進めて下さっていましたが、地元の漁師さんが作業は少しずつでも自分たちでやるから(手を休めて)・・・と震災のこと、海のこと、色々なお話を聞いてほしいという時間帯があったと。「作業が思いのほか進まなかったのは申し訳ないけれど、気さくに接してくれて、初めて来た自分たちに話しをしたいという漁師さんのお気持ちが嬉しかったです」と伺いました。東北の事、南三陸のことを忘れず、リピーターさん・新しい方が関心を持って来てくれることが地元の方の糧の1つになっているんだなと感じました。さあ、作業後の夕食は格別です。美味しくいただきます。

そして、さきほど○○おじさん採りたての「コシアブラ」の天ぷらがテーブルに!高倉荘のお父さんが揚げてくださいました。皆さんで頂きます。塩で頂きましたが、香りもよく・いいほろ苦さで大変おいしかったです。

今日は皆さんお疲れの事と思います。ゆっくりと身体を休めるため、早めに就寝です。 明日もよろしくお願いいたします。

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