南三陸漁業支援:ワカメ収穫ボランティアツアー②
おはようございます。2日目の朝です。南三陸に何度かおじゃましていますが、
本当にきれいな陽の光で朝からとても気持ちがいいです。

2日目は、泊浜漁港と寄木漁港の班にわかれてめかぶとワカメのお手伝いです。





毎年2月から4月頃はワカメ・めかぶを浜茹でする光景が多くみられます。リピーター参加者さん・ベテランスタッフから「春の風物詩」と聞いていましたが、今回寄木漁港に伺った際に浜茹で作業をされていたのは1軒だけでした。

漁師さんたちに状況を伺うと、温暖化で年々海水温があがっているところに、今年は時化(しけ)が無さすぎて更に海水温が上昇したことで(時化が多くてもワカメがダメになってしまいます)、例年と比べ虫の被害増加諸々でワカメが傷んで質がさがってしまい、例年の3/1のほどの量しか商品にならないと肩を落とされていました。
リピーター参加者さんやベテランスタッフにこれまでの漁師さんの印象を聞くと「漁師さんたちは震災後のお辛い時も前向きにこれから頑張っていこうという心持ちで、励ますつもりが結局いつもこちらが励まされて元気をもらっていたんですよね」と口々にお話しされます。その漁師さんたちが肩を落とされているということは、よほどのことだと思います。震災後何もかもが変わってしまい、どうすればいいのか途方に暮れる日々だったと想像します。様々な思いを抱え現実と向き合い、時には仲間の皆さんやボランティアで伺った人たちと良いこともそうではないことも分かち合い、何とか頑張ってこられた14年間。そんな漁師さんたちが「今までの海とは違う・温暖化はほんとうに深刻である」と。震災復興の大変長い道のりに加えて、別の課題に直面している現実を目の当たりにしました。
さて、15時ごろ作業を終えてさんさん商店街に立ち寄りました。リピーターさんたちのお目当ては千葉のり店さん。夕方時間帯なので人気の海苔は売り切れ、閉店している可能性が高いのですが、もしかしたらという淡い期待で向かいますが・・・予想通り売り切れご免でした。
気を取り直して、高倉荘のお夕食です。さよりがとてもおいしかったのでアップをのせます。お酒に最高だと思います^^
〇鱈汁です。身も柔らかくお出汁はあっさりうまみたっぷりでとても美味しかったです。

3日目へ続く。