南三陸漁業支援:ワカメ収穫ボランティアツアー①
2025年最初のツアーです。ベテランの方をはじめ、参加2回目の方、ご友人を誘って参加下さった方など計8名の参加者さんとスタッフ2名、いつもお世話になっているボランティアサポートさいたまドライバーさんで南三陸に向います。天気に恵まれることを願います。
天候が崩れて風が強くなったり、海沿いを走る場合はハンドルをもっていかれてしまう為、ドライバーさんの体力への負担はかなり大きくなります。いつも安全に運行して頂き感謝してもしきれないです。
途中、浪江町にある”みちの駅なみえ”にてお昼休憩です。

○道の駅の裏を流れる請戸川には白鳥たちが

昼休憩を終えて、道の駅を出発します。
浪江を出てまもなく雨混じりの吹雪になり少し心配しましたが、すぐに天候が回復してほっとしました。

今回は震災遺構を巡らず南三陸に向かいましたが、バスの中で能登のボランティアに出向かれた方のお話を伺うことができました。
・お知り合いのつてで能登のボランティアに参加された方は、現地で一番感じたことがインフラが全然整っていないということ。支援内容は水道が正常に使えない地域にお水(ペットボトル)を運ぶお手伝いで、10か所程を回わられたそうです。これらの地域は3日に1度水配布があるそうですが、そのお水だけではお風呂はもちろん、食事・炊事さえも賄いきれない状況だそうです。
・七尾に行かれた参加者さんは、七尾の市場にも訪問され、周囲の環境・道路状況ふくめてまだまだ厳しいと痛感したそうです。漁業支援、農業支援で様々な人手を募集しているという状況だと伺いました。
・別の女性の参加者さんは、七尾市にある「ねがみ みらいクリニック」での女性のためのボランティアに行かれた体験をお話し下さいました。クリニック内にあるカフェコーナーのような場所で、女性の心身の悩みなどお話を傾聴をされたりするボランティアで、そちらではおむつ等の日用品の支援物資の配布もあるそうです。この方がいらした時は高齢者含め10人くらいの方が来られたそう。中々女性メインの支援が少ない中、クリニックの女医さんの呼び掛けで実施されているこのボランティア。個人の方の寄付でなりたっているとも伺いました。力仕事以外に他の支援の形があることを伝えたかったとお話してくださいました。別の日にレンタカーで状況を見て回られたそうですが、「倒壊寸前」の紙が貼ってある民家に住まざるを得ない、そんな状態でもなんとかその場所に住んでいたいという現地の方々もおられたそうです。
今回お話下さった方・能登を訪れたフェローズウィルスタッフ、皆さんが口をそろえて言うことが「道路の復旧が待たれる、いまだにインフラが整わない」という声でした。
フェローズウィルでも、皆さまからの温かいご支援も頂き能登への支援を行っております。参加者の方を能登へお連れするのは道路事情や現地の宿泊状況などを踏まえると難易度は高く、どうするのがいいのかとスタッフ間でも話がでておりますが、これからも何が出来るか考え・被災地によりそう気持ちを持ち続けることを大事にしたいと思います。貴重なお話をお伺い出来て感謝です。本当にありがとうございました。
現地 さんさん商店街(旧志津川駅)集合の方1名を無事ピックアップして高倉荘に向います。高倉荘さん今回も3日間お世話になります!
高倉荘のお夕食です。この時期しか味わう事の出来ない生わかめのしゃぶしゃぶに歓声です! それではみなさんで頂きます^^
わかめのしゃぶしゃぶは、お鍋にさっとくぐらせると、とてもきれいな緑色になります。(写真がなくてごめんなさい。)魚の煮つけをはじめ、あん肝の和え物などおいしいものをたらふく頂きました。どんこ汁は安定の美味しさでスープを飲み干してしまいお風呂に入れないほど満腹です笑
たいへん幸せなことですね。それでは、明日の作業に向けておやすみなさい。