南三陸ワイナリー農業支援・ボランティアツアー③

おはようございます。最終日の朝です。

3日間お天気に恵まれました。本当にありがたいことです✨

↓今回のツアー最後のブリーフィング、朝食の様子です。

8時過ぎに高倉荘さんを後にします。今回も3日間大変お世話になりありがとうございました!

最終日の午前中は、作業グループと上山八幡宮に伺うグループに分かれて活動です。

作業グループは昨日お伺いした南三陸ワイナリーさんで、海中にワインを沈めるための「かご」を掃除します。南三陸ならではのワインを造るという想いから取り組んでいる「海中熟成ワイン」で使用するかごです。このかごだと空気中より音の伝わる速度が速い海中で波や泡・船外機など様々な音が広範囲から微振動として海中のワインに届き、熟成が早まるそうです。

↓ワインをかごに入れて海中に沈める「海中熟成」の際に、貝やサンゴがついたワインボトル

かご(ワイヤー)に絡みついてしまった貝やサンゴを外すのは至難のワザ。はじめてのかご掃除で皆さん試行錯誤、真剣な表情です。少しずつコツを掴んできたところで作業終了時間を迎えました。

何とかここまできれいに出来ました。 皆さんおつかれさまでした。

ワイナリー作業後、現地解散の方とお別れです。またツアーに参加しますね、とお声を頂きました。

こちらは、上山八幡宮の禰宜 工藤真弓さんに紙芝居を見せて頂いている様子です。みなさんどんなことを感じたでしょうか。

作業グループ・紙芝居グループとさんさん商店街で合流して昼食をとり、一行は石巻市にある震災遺構「大川小学校」へ。商店街で解散した宮城出身の高校生の参加者さんからは、「この後大川小学校へ行かれると聞いています。被災地の者としては、大川小を見てもらって震災を忘れないでほしいです」とコメントを頂きました。

生徒さんの7割にあたる74名、教職員の方10名が犠牲となってしまった大川小学校。
大川小学校の校庭に立ち、津波でねじり倒された渡り廊下をみるとその威力に愕然とします。


大川小学校内にある大川震災伝承館(入場無料です)の掲示物にこんな言葉をみつけました。
“あの日の校庭に目を凝らすことで 、大切なものが見えてくるはずです”

「大切なもの」とは各々違うかもしれません。犠牲になられた方々への鎮魂のおもい、震災の恐ろしさ、自分や周りの人を守ること・減災への意識、悲しい出来事から学べる教訓など。
必ず何かを伝えてくれるこの遺構は、一度は訪れたい場所だと思います。

ここで親子で参加してくださったご家族(お母さん・お子さん3名)とお別れし、東京への帰路につきます。

連休最終日で渋滞がやや心配でしたが、ドライバーさんが渋滞の様子を見て
途中途中で調整をして下さったおかげで、走行中の渋滞にはまることなく無事に東京到着です。


バス運行をして下さっているボランティアサポートさいたまさん、
参加者さん・スタッフ皆のおかげで今回も無事にツアー3日間を催行できました。

リピーターさんをはじめ、初参加者さんとも色々なお話が出来て大変うれしかったです。
またぜひご参加頂ければと思います。

最後にリピーターさんが帰りのバスでお話して下さったことが印象的でしたのでご紹介します。『このボランティア活動の最終的な答えって何なのか考えています。もしかしたら被災地の子供達が成長し、大人になり、それを私達が見届けることが答えなのかな、と今は思っています。』

完。

〇YouTubeやインスタもチェックして頂き、活動の様子などぜひご覧ください!

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