4月:南三陸漁業支援ボランティアツアー ③
活動最終日、まだまだやり残した作業があります、今日も昨日に引き続き、現地のニーズに沿って活動を行います。
昨日の籠洗いチーム、今日はブイ掃除、外での作業でしたが、テントを張って頂き、助かります。
歌津泊浜地区で行われているころころプロジェクトのお手伝いで、下草刈りのお手伝い、この作業、近隣お手伝いのお年寄りにはちょっときつい作業です、やはり若い方々のチカラが必要です。
乾燥したひじきについたゴミ(小エビや虫)等を目視で確認し、除去する作業、これは目が疲れる。近くの漁師さん兼大工さんからの要請で、こまかく崩れないように、慎重に除去作業を進めます。
こちらはネット、籠洗い、ワカメの収穫支援の終盤はいろんな後片付けの作業があるのです。
作業の間、漁師さんやその奥方、お子さん達と楽しい会話が続きます。
漁師さん達って優しいんです、私達が作業をしている間、とれたての牡蠣を蒸して「蒸牡蠣」作って下さってます。
さて、此方はワカメの種つくり用道具のメンテナンス、使っていた糸をハサミで切り一本一本外していきます、この細い一本にワカメの胞子が海中で付着成長し、小さなワカメの赤ちゃんとして育つのです。こちらの漁師さんはワカメの種作りから製品化迄、一貫して営んでます。(ワカメの種を他から買ってくる方々が今は主流です)
泊浜地区で作業されていた方々が合流します、さっそく「おつかれさま、蒸牡蠣どうぞ」。
作業中の方々も、、、。
こんな美味しい牡蠣はめったにお目にかかれませんね。
お向かいさんで作業中の方々にも配達します、漁師さん達も、私達もみんな仲間、皆分かち合います。
作業が概ね終了し、今度は参加者さんもお待ちかねのワカメの販売会、ほとんどのリピーターさんはこの地のワカメが大好きで、定期的に購入されたり、ツアー参加時に購入されたりして下さっています、ことしは品薄でしたが、私達の為に取っておいてくれたワカメがありました。
ワカメって町内でも各地区や漁師さんによっても食感が違ったり、作り方にこだわりがあったり、購入される方々もどの漁師さんのワカメが好みか、意見が分かれるほどです。
さて、午前の活動、販売会を終え、現地集合の方々とお別れし、東京へと帰路につきます。
前半の連休でしたが、大きな道路渋滞なく、無事東京に参加者さん達をお送りすることができました、往路復路とも常磐道を利用していますが、13年以上経たいまも、線量計が放射線の計測をしています。昨今の自然災害、世界に目をやれば紛争や戦争、温暖化による自然の変化等々、重く心にのしかかってくることばかりです。私達は少しでも多くの皆さんに、現実と全てではないですが真実をお伝えし、「災害を忘れない」を伝え続けて行きたいと思っています。
終わりのない、廃炉作業が続く、福島第一原発を望みます。
除染残土が大量に積まれていたエリア、今は中間貯蔵へ移動され、その場所は広大なソーラーパネルの設置場所となっています。
今回も多くの方々に参加して頂き感謝いたします、次回は7月連休(海の日)催行予定です、またお会い致しましょう。 感謝
追記
完