活動二日目、晴天の朝です、ワカメの収穫、メカブの収穫は予想通り、終了しておりましたが、漁業支援の作業は一年を通じあり、本日は寄木地区・泊浜地区二班に分かれて、ブイ掃除、土嚢掃除、かごや番重洗い、ワカメの袋詰め等を行います。

作業のご依頼をうけた漁師さん達の作業小屋に参加者さんを引率し、次の依頼先に向かいます。

ワカメ養殖の際、ワカメを沈めたり、水面まで上げたり調節するための土嚢、周りに付いた海藻等の汚れを綺麗に取り除いていきます。

海が見える、素敵な環境の中での作業は、浜風を感じながら気持ちの良いものです。

さて、こちらは養殖用浮き球の掃除、びっしりついたフジツボや海藻、シュー貝などを道具を使って取り除いていきます、体力勝負です、何れの作業も漁師さん達が何日もかかって行う作業、私達の沢山の手で行うと1~2日で終了します。

此方は籠洗い、次に使う大事な籠です、漁師さん達の営みは自然を相手に、年間通じコツコツと同じ作業を繰り返し行っていきます、私達が訪問することで、ひと時の笑顔を見せてくださり、私達もやりがいを感じます。

ワカメの袋詰め、グラムを測ってひとまとめしたワカメを袋に詰め、パックシーラーを使って、丁寧に製品化します。11月下旬にワカメの種挟みを行い、2月下旬から刈り取りを行い、塩蔵、芯抜き、そして袋詰め、全て手作業で行われるワカメ、スーパーに並んでいるのを見るだけでは想像できませんね。震災後、一番早い現金収入として漁師さん達が再開したワカメ養殖、今でも他の養殖は諦め、ワカメ養殖だけしかやらない漁師さん達も大勢います。

天気もよく、袋詰めが一段落した午後からは、籠洗い、網(ネット)洗い、みんな漁師カッパに着替え黙々と作業をします。

皆さん、色とりどりのカッパが似合ってますよ!!

背景にみえる大きなお家、津波で流される前は、こんなお家が沢山建っていた集落です。今は更地になり、作業小屋が建っています。

洗濯し綺麗になった網(ネット)は浜風に委ねて、、、

こちらもお見事、ブイはしっかり綺麗になりました。

籠洗いも無事終了、お疲れ様です。

防潮堤の外からの風に疲れた体が癒されます。私達はひと時のお手伝いにすぎませんが、この地の方々はこれが日常自然に抗うことなく身を委ね、癒され、恵みを享受し感謝して生活されています、、素敵ですよね。

たぶん4月のツアーでこんなに暑かったのは初めてだと思います、暑さを想定し参加者さんに塩飴を配ったり、しっかり水分をとって頂いたり、特に熱中症には注意して頂きます。

宿泊先の高倉荘は南三陸のなかで、朝日と夕日をみることが出来る場所、昇る朝日も素敵ですが、沈む夕日も一日の疲れを癒してくれます。

若者たちは、夕食前、近くの港で釣りを楽しんでいたようです、勿論安全の為、同行します。

今日の夕食はメバルの煮つけ等、やっぱり盛沢山、そして参加者さん達は若者におすそ分けをします笑。

沢山食べて、明日も元気で活動しましょう!!

                                              続く