4月:南三陸漁業支援ボランティアツアー ①

2024年4月連休でのボランティアツアー、温暖化の影響からか、ワカメの収穫期間が短くなっています、更に今年は度重なる時化に見舞われ、収穫量が激減しています、そのような理由も有、例年開催していた5月に入ってのツアーを催行せず、4月のみの活動と致しました。今回のツアーで震災後南三陸を訪れるのは145回、企業CSR活動同行,旅行会社のボランティアコーディネート、団体独自のボランティアツアーと多岐に渉り、ボランティアさんをお連れしています。

今回の活動参加者はスタッフ含め24名、さあ、東京駅を出発し、常磐道を経由し南三陸町を目指します。

常磐道、常磐富岡で降り、六号線を浪江町にある請戸小学校跡の震災遺構を目指します、13年と約2ヵ月、道路に面して建っている多くの店舗や住宅から原発事故以来人影が消えたまま、時間だけが過ぎています。マスコミでは報道されない現実がここにあります。

原発事故後、町に戻ってこられた方々、双葉町5% 大熊町10% 浪江町7%(数字には若干の差異があるかもしれません)大熊町では除染・廃炉に従事する作業員さん達のほうが住民の方々より多く町で暮らしています。広野町75% 楢葉町55% 富岡町38%、まだ27,000人の方々が町内外に避難されたままです。

もしこの地があなたの郷里であったら、どんな想いになるでしょうか?

 今、廃炉作業・処理水放出が行われている第一原発を遠景に臨む国道6号線の大熊町エリアには未だ除染残土が詰まったフレコンバッグがうず高く積まれ、グリーンのシートが被せられています。ここ放射線濃度高いです、、、ここ日本です、そして東京からバスでたった4時間の場所です。

でもこの地で生きて行こうと奮闘している方々、若い方含め大勢いらっしゃいます、応援しなきゃですね!!

請戸小学校跡、震災遺構を見学させて頂き、昼食を道の駅なみえにて摂ります。

連休初日のわりに意外と人が少ない印象

今回のツアーには3名の高校生、1名の中学生の方が参加されました、若い方々を送り出して下さった、親御さん、そして行ってみようと思ってくださった、若い方々、ありがとうございます、ツアーでの見聞、お友達や周りの方々に話してください。

南三陸町にて現地集合の方々と合流し、宿泊先民宿高倉荘にて夕食を頂きます、この高倉荘とはもう7年位のお付き合い、震災直後南三陸で営業が可能だった民宿は沿岸で3軒ほど、私達は最初、被災し営業を諦めかけていた民宿でお客様が戻ってくるまでの間、客としてお世話になりながら民宿の支援、近隣の支援活動を行い、少しお客様が戻ってきたことで、今度は別の宿泊施設で支援活動を行い、そちらにもお客様が戻ってきたら、また別の宿泊先と、何回も宿泊先を変え、今はこの民宿でお世話になりながら、地区、近隣の支援活動を継続しています。

宿のご主人は、私達に対したくさん食べて、元気に活動して欲しいとの思いから、こんなに豪華な夕食を毎回提供して下さいます。最近私達にとっては、少し量が多いと感じているのですが、参加者さんに若い方々がいらっしゃると、おのずとその方々におかずが集中します、参加者さんは活動し、体重を増やして帰るのが、このツアーです。

夜が明け、活動二日目は、絶好の活動日和です。

                                                 続く

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