2023年~私達は今後の被災地の支援活動に対し「関係人口を増やす」という目的を加え、体験型のツアーを企画し、今回、第一回目の漁業体験を含めた支援活動ツアーを催行しました。

予想を上回る反響があり、総勢で18名のツアー催行となり、残念ですが満席でお断りすることもありました。

現地集合の方や親子でご参加された方もいらっしゃって計18名での出発となりました。

九州北部から始まった線状降水帯による大雨の被害は東北北部日本海側迄に及び、特に秋田県では大きな水害が予想されるとのこと、東京は曇りの天気でしたが、全員を乗せバスは南三陸に向け、出発致します。

常磐線を北上、福島にさしかかり、いわきを過ぎたあたりには、いつものように放射線量測定線量計が設置され、12年経過した今も、計測が高速道路上でも行われています、除染廃棄物が中間貯蔵施設に運ばれ、それまで保管していた広大な土地が今は、太陽光発電のソーラー施設となっています。処理水の放出をまじかに控え、風評被害の影響はどれほどのものか計り知れない不安が広がります。原子炉のジブリ撤去と廃炉に至る迄、50年以上の時が必要とされ、中間施設に埋設した、放射性残土、瓦礫の最終処分場も決まってはおりません。

バスは福島をあとに、石巻にある門脇小学校跡地と併設する伝承施設に到着し、参加者さんに一時間程の時間で当時の有様や、現状を見て、感じて頂き、防災に対しての認識を新たにして頂きました。特に津波火災という、津波二次災害の恐ろしさを知って頂いたことは、津波に対する、これまでの認識や知識に新たな上書ができたのではないかと思いました。

上記写真二枚は施設内にあるPC画像を映したものです。私達が最初に訪れたときの門脇小学校は火災で真っ黒に焼けただれていたのですが、長年の風雪でその黒い色が流れ落ち、以前の壁が現れています。又門脇地区にはその他多くの伝承施設や公園が作られており、風景は変わっています。女川駅からと海まで繋がる商店街を散策し、「海の見える街作り」を実感して頂き、本日の宿泊先ながしず荘に向かいます。

到着時間が夕食時となりそうでしたので、目的地手前にある道の駅「上品の郷」にて温泉につかり、南三陸に向かいます・・入場料は団体が全額負担、良いお湯でした。

到着後、すぐに夕食、明日のブリーフィングを行います。

豪華で美味しい夕食でした、殻付きウニ(昨日開口)ホヤ三種、お刺身、タナゴの煮つけ、アイナメの南蛮、銀鮭のちゃんちゃん焼き風、炊き込みご飯、ワカメとクラゲの酢の物、ヒジキの煮物等々 地元産のものばかりです。

あちらこちらで「美味しい」の声、ご家族ずれのお子さん、ウニが苦手、、でも美味しく召し上がってましたし、ホヤの甘さにも感激されてましたね。この南三陸でしか味わえない海の宝です!!

夕食を頂く広間からこのような景色が望めます。

続く