南三陸漁業支援、ワカメ収穫体験ツアーその3

活動最終日、本日も晴天、本当に私達は天候に恵まれます、2011年からすでに120回程の催行を行っていますが、雪の日一回、雨の日数回、それ以外はほんとうに恵まれています。写真高倉荘にて

ボランティアという位置づけが、今正しいのか、今現地で求められるのはなにか、をいつも自分たちに問いかけ、支援活動から体験型ツアー(現地の方々との交流や養殖作業の体験をして頂く事で、見て聞いて触って深く知って頂く)へ移行しています。

今回のツアーについて皆さんに動機を伺ったところ、リピーターさんは別にして、初めて参加の方の半数が、「連休でどこ行こうかと考えていたら、体験型というツアーが目についたのでたまたま参加した」、ということで、それ以外の方々は今の被災地を見たい、ボランティアに興味があったという方々でした。旅行という概念からは外れるかもしれませんが、私達のツアーは旅行では味わえない、経験できない、現地との密着感があり、知らないことを多く知ることができるものとなっていると思います、SNS(一方的な情報だっやり主観的な情報)が情報収集のツールとなり、自身の体感ではなく、頭でのみ記憶し判断することが主流の今、自らの足で訪ね、自らの目や耳で真実を確認したり、自らの手で触れ、感じ味わうことがとても大事になってきていると思います。

さあ、作業の開始です。

寄木チームメカブ削ぎ

泊浜チーム、当日は二艘の船がメカブを海から揚げてきて、相当な量が浜に水揚げされてます、メカブ削ぎ道具を目いっぱい使い、ひたすら削いでいきます。

この作業、、、無心になることができ、達成感満載で、結構皆さんはまってます。(年一、この時期メカブ削ぎを楽しみに参加される方々が多くいらっしゃいます)

メカブ作業の進捗をみて、昨日残したブイ掃除に取り掛かります(ブイの持ち主の漁師さん、肩を痛めて作業ができなくなり困っており、民宿のご主人にお願いがあったそうです)

全部のブイの清掃終了です、みなさん大変お疲れさまでした。(掃除ででた、貝殻、実はカルシウム満載で畑に撒くと野菜やお花がよく育つのです)

午前の作業を全て終了させ、全員が寄木の作業小屋に戻り、集合写真。ここで現地解散の方々とお別れし、東京へ向かい出発します、私達にとっては安全に参加者さんを東京、ご自宅へ送り届けることが一番、最後まで気を抜くとなく、バスに乗り込みます。写真寄木作業小屋前にて

参加者さん曰く、「私達が現地に訪れ、「忘れてないからね」を感じて頂く事が大事で、参加者自身ももSNSや報道で知るのではなく自分の足で訪れ、自分の目で確かめることが大事なんですね。」とのことでした。

追加写真

私達が植樹したもみの木はどんどん成長しています。

H家の四代目K君、今日は子供の日です。

寄木水門外の浅瀬では手のひらほどのこんなカニ(上海ガニの親戚)が獲れます、、但しこの地区では漁師さんに限られます。

リゾートイン高倉荘に宿泊 笑

さあ、東京に向け出発です。

多くの方々を被災地現地にお連れしたい、、その一心で、このツアーを継続しています、参加費も全て実費で経費は含まれていません、満席でも参加費から宿泊代+バス運行費を差し引くと赤字がでます、普通の旅行でしたら催行の継続は困難ですが、私達は採算より、今の現地を見て頂くことのほうが大事だと思っています。

すでに、南三陸に一般の方々をお連れするボランティアバスは私達のみとなっているようで、最後の繋ぎとなっているようです、今後も継続して参ります。

今回も参加者さん全員無事に東京迄、連れ帰ることができました、皆さんお疲れさまでした。またお会いしましょう。完

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