コロナ禍が少しだけ収束の兆しをみせてきた、10月9日、南三陸にある上山八幡宮の禰宜さん、工藤真弓さんとイベントの参加者さんをリモートで繋ぎ、工藤さんから「ぼくのふるさと」に次ぐ「南三陸椿ものがたり」の紙芝居を読み聞かせて頂きました。前作も素晴らしい作品でしたが、新作の紙芝居も、知らないことを多く教えて頂いた、作品でした。                                                前作に多くの方々が涙したものですが、新作はこれ迄知らなかった椿と町の関り、これからの関りを教えて頂き、町の未来予想図の一端を感じさせるものでした。

参加者さんはスタッフ含め、12名、幼稚園園児、中学生、高校生の方々やボランティアツアーで現地を訪問された方々、関東から東北、関西の方々とZOOMで繋いだ楽しいイベントになりました。

コロナ禍で人の移動の自粛がかかり、早、もう2年が経とうとしています。水産事業者は飲食店等の営業自粛で出荷数が減り、米農家さんも同じように外食需要の減少で米余り現象が続いています、そのコロナ禍に僅かながら収束の兆しが見え始めています、2年間、ボランティアツアーとして現地へ伺うことを断念し、バーチャルなオンラインでの支援活動を続けてきましたが、この2年間で現地の様子も変わり、ボランティアで現地を訪問されてきた方々の想いの変化も感じられます。

コロナ禍で世界中の方々が苦しんでいることを目の当たりにし、思いやりや、虚しさ、そして人としての有りよう等多くのことをたくさんの方々が感じた2年間だったと思います。

そのようななかで、私達にとっては第二の故郷のような場所、まるで親戚のような方々との繋がりは、なんら変わることはなかったと思います、誇らしささえ感じます。

さて、それではキリコ体験と移ります、キリコとは神様にお供えする供物を切り絵にし、神棚に飾っておくものだそうです、生活の厳しい東北の人達は食べ物を供物として捧げることが出来なかった時、このキリコを作り、お供えをしていたそうです、それが伝承され現在も文化として残っています。  

工藤さんから参加者さんへ、各々キリコ作成キットが送られ、自宅でカッターを準備してもらい、オンラインでの体験開始です。  

初めての方にもわかりやすいように、丁寧で優しいキットになっています。

 工藤さんの説明を聞きながら、参加者さん達は黙々と制作にとりかかります。 

次々に完成、キットは合計3枚分を送って頂いたので、上手な方は次へと進みます。 

最年少、Mちゃんも大健闘 笑

次々と作品が出来上がっていきます、皆さんお上手です。

時間以内に皆さん2枚~3枚を仕上げて下さいました。

工藤さんから、このキリコを作るとき、何かを想いながら作ってみてください、出来たキリコが風になびいたとき、あなたの想いが神様に届くと思いますよ、とのことでした。

最後に画面越しに皆で出来たキリコを見せて頂きました。皆さんの想いが神様に通じますように!!     完