第18回ボランティアツアー 伊里前復幸商店街夏祭り ③
第18回フェローズウィルボランティアツアー その3
お祭りの終了は20:30、急いで宿に戻り入浴、そして就寝。さすがに12時間酷暑の中での活動は疲れたようで、いつもの懇親会はありませんでした。毎年地元からの要請の内容が変化してきています。一年目は救命・生活支援 二年目からは立ち上がる方々の支援 と仮設の方々への支援 三年目からは起業・コミュニティー再生支援 四年目に入り現地の方々との協働事業創設や経済活性支援 五年目に入り 今年は共に歩む支援となっているように感じ、年毎に活動の幅が広がっています。翌朝も晴れ会場撤去の活動です、暑く辛く、楽しくない仕事。どこの支援団体にも出来ない一連の活動が終わろうとしています。麦わらシャッポで地元化しているスタッフIさん。昨晩、足を畳んだテントのポールをたたみ、束ね、幕は外して綺麗にたたんでいきます。テントは約20張り、幟は30本結構な数です。ポスト君キャラクターも解体し、次の出番を待ちます。広い会場で横並びに整列し落ちたゴミを丁寧に拾います。暑いのに、疲れているのに皆笑顔で活動してくれてます、地元の方々もこの頑張りに励まされることでしょう。宿泊先の高倉荘のお父さんが駆けつけてくれアイスクリームの差し入れです。(飲み物やスイカの差し入れは全て商店街からのものです)皆様、暑い中本当にご苦労様でした。「まだまだ、これからも皆様の手が必要です、この商店街も今年が最後、年末には嵩上げされた場所に仮移設します。これからも宜しくお願いいたします。」商店街会長Yさんからの挨拶です。
「この度は大変ご苦労様でした。
猛暑の中、大変ご苦労かけました。お陰様で10,000人近い町民他の来場があり大盛況でした。
今回もすばらしいチームだったと感謝します。
お陰様で夏まつりも無事に終わる事が出来ました有り難うございました。
*当日町の急用が入り、ご挨拶が出来ませんでしたので皆様にも宜しくお伝えいただければと思います。」
マルアラ株式会社及川商店及川吉則(南三陸観光協会会長)
宿にて着替えをし、さんさん商店街にて昼食をとり、防災対策庁舎~戸倉中学~福島富岡駅跡を視察し帰路につきます。いつものコースですが、四年四か月が過ぎてもなお初めてこの地を訪れる参加者や久しぶりに参加される方々がいる限り「忘れない」「忘れさせない」為にこの視察と説明は続けるつもりです。立ち入り制限が解除され、視察が可能になり、戻る方々もごく稀にではありますがちらほら見受けられる富岡駅跡、夕刻が近づき無人の駅前通りを入り駅跡の視察をしました。赤色灯を付けた巡回車が近づき「何の目的で来たの」と質問に「視察ですよ」と応える「お名前は」との質問に「NPO法人フェローズウィルです」と応える・・何故?と疑問が湧いてきました。ここは制限解除地区で誰でも視察できる所、薄暗くなる6号線に沢山の同じ車が走っています、なにか異様な光景です。
8月11日は震災の月命日、その日、川内原発が震災後初の再稼働を始めます。無事、東京に到着。皆様お疲れ様でした、またお会いしましょう。 完
追加写真大阪からのIターン者Iさん 串揚げ「いじり」店主です。二人とも一歳年を重ねました。参加者M・Tさん。後ろ姿が素敵です。スタッフIさん、最終日はヘルメットなしです。関西へ帰路につく K・KさんとM・Kさんのご挨拶
この海が笑顔で一杯になるまで・・・ CLOSE TO YOU