第26回ボランティア・ツアー①
2014年1月11日(土)~13日(月)。
正月明けの最初の3連休に26回目のボランティアツアーを催行しました。
正月明けにも関わらず、15名の参加者さんに集って頂きました。
バスは定刻から少し遅れ出発。
車内で挨拶と自己紹介を行い、南三陸へ向かいます。
皆さん、やはりお疲れなのか車内は静かでお休み中です。
道中はかなり順調で東北道(菅生SA)にて昼食。
この時点でやっと皆さん元気が出てきたようです。
なにやら手振りで参加者さんに説明してるYさん(Y画伯)。
Yさんは今回で8回目の参加。
ご自身では50回以上被災地を訪れている強者(優しい想いやり)です。
初めにバスは石巻釜谷地区にある大川小学校を訪れます。
その手前にある道の駅“上品の郷(じょうぼんのさと)”で
献花用の花を購入するのが習慣となっています。
大川小学校の教訓はこれからの震災に対する処し方を教えてくれます。
①過去の情報に囚われるな
②全力で避難しろ
③率先避難者たれ
車中、運転のボランティアで協力してくださるYさんが語ってくれました。
参加者全員で献花・焼香し、小学校を視察します。
この視察は参加者さんのツアー感想に必ず登場する所です。
校庭には未だ、このような瓦礫が残っています。
ここ石巻の釜谷地区・長面地区は追波湾に面した、北上川河口です。
地域の誰もが津波被害の経験がなく、
石巻のハザードマップで避難場所でもあり、河口から4kmも離れたこの場所に
あのような津波が押し寄せるとは思えなかったのでしょう。
今、学校は勿論のこと、地域そのものが消滅し、
沈下し水没した長面地区の嵩上げや造成で行き交うダンプカーが忙しくしているだけです。
1月11日の今日は「月命日」
14:46分
北上町の追波湾に面した河口付近でバスを止め、
参加者全員で「黙祷」をして頂きました。
帽子を被って説明している(写真中央)人がボランティアの運転手Yさんです。
バスは石巻北上町を通過し、南三陸町に入ります。
戸倉中学校・伊里前の歌津大橋を視察、
本日の宿泊所「さんさん館」に到着です。
食事・DVD鑑賞(感想会)・・・各自の感想をお聞きしました。
続く。
大川小学校検証委員会の記事を読みました。それぞれの立場もあるでしょう。
辛いですが、みんなで考えて行きましょう。
山本恵三様、コメント有難うございます。
ご遺族をはじめ関係者全員が辛く哀しい想いをされている事と存じます。
私たちに出来る事は二度とこの様な悲劇が起きない様にしっかりと検証し、
未来に伝え残す事なのかもしれません。