気仙沼@2013.6 前編
その日の前日。
facebookの『メッセージ311』さんの投稿記事(5/31)を見て、
気持ちがわさわさとし、居てもたってもいられなくなりました。
そこには大量の大漁旗(シャレではありません;;;)に浮かぶ
気仙沼の第18共徳丸の姿がありました。
津波で陸に引き上げられてしまった第18共徳丸。
「再び海に浮かんだその姿をこの目で見ておきたい!」
しかも第18共徳丸は所有者の意思で解体・撤去が決まっています。
第18共徳丸を少しでも記録に留めておきたいと思いました。
運転には全く自信がないにも拘らず、
翌日の午前中には気仙沼へと車を走らせていました。
入念な下調べのお蔭か、昼過ぎに無事到着。
けれども
非常に残念ながら大漁旗は既に撤収された後でした・・・。
仕方がないので、もう一つの目的である「記録」の為に
周辺を歩きながら撮影を始めました。
共徳丸の周りには前回にはなかった柵が張り巡らされていました。
こちらの地区では津波だけではなく火災も発生した為、被害は更に甚大でした。
今はシロツメクサが咲き、当時の爪痕がかなり薄らいできています。
地元の方達も花を植えていました。
前方には海が見えます。
これほどの船がこの距離まで流された現実。
津波の脅威はこうして目の当たりにしてもなかなか受け容れ難いです。
下を見ると押しつぶされた1台の乗用車がありました。
後編へ。