第14回ボランティア・ツアー⑤
南三陸町歌津の寄木地区には100年以上続く『ささよ』という行事があります。
毎年小正月に行われる寄木地区の伝統行事です。
この地区に住んでる男の子達が太鼓を叩き、歌を唄いながら
各家を廻り、豊漁を祈願するというもので、
参加対象は中学3年生までの男の子です。
けれども、
震災後の人口流失などにより近隣の男の子達が減ってしまった為、
今年は女の子も参加する事になりました。
※但し女子が参加できるのは演奏のみ。
作業後、
その『ささよ』の練習風景を拝見させて頂きました。
練習会場の建物は京都から来た大工さんが自ら建てたそうです。
室内は太鼓の音ではちきれんばかりです。
(私達が居たので少し緊張気味な面持ちでした)
初めて参加する女の子達が元気に太鼓を叩いていました。
昔も今も漁師町の女性たちは元気で強いです。
至るところで元気なお母さん達と出会います。
この地区には数百年前から代々女性達が守ってきたお地蔵さんがあり、
そのお地蔵さんは津波にも耐え、今もしっかり立っています。
近くにはこんな石碑もあります。
「元治○○年」・・・確か江戸時代だったと思います。
その頃からここは漁師町だったのですね。
『ささよ』の練習会場を後にし、伊里前に移動しました。
津波は引き波で千切れた無残な橋に沢山の“痕”を残していきました。
津波はこの道路標識の高さまで迫りました。
この橋も3月29日以降に解体撤去されるそうです・・・。
宿に帰る前に急きょ馬場中山に立ち寄りました。
(当団体は馬場中山の千葉さんはじめ、こちらの皆様にもお世話になっています)
千葉さんが昨年11月にご結婚されたので、その祝いをお渡しする為です。
(こちらに支援にきていた奥様(別名:草刈姉妹・姉)との出会いはこちらから♪)
千葉さん、草刈姉妹(姉)さん、ご結婚おめでとうございます!!
P.S 『ささよ』の記事(リンク先)の最後はHさんと息子さん親子でしたね(^^)
続く。