第14回ボランティア・ツアー⑥
夕食後に参加者さん全員で伊里前の映像を鑑賞しました。
実際の現場を見た分、
よりリアルなものとして感じて頂けたのではないでしょうか。
観賞会の後、参加者さんお1人お1人に感想を話して頂きました。
「これからも継続してこの場所の応援をしていきたい」
「職場や学校に戻ってこの現状を伝えたい」
リピーターさんや今回初めて参加された方からそれぞれの感想を頂き、
この地を訪れ、
地元の方々と接し、
現状を見て頂くことが如何に大事か、再度認識できた想いです。
そして、参加された方々には、
今の被災地の実情を語る『語り部』となって頂きたいと願います。
さて、翌日も晴れの良い天気。
朝のブリーフィングを終え、各現場へと向かいます。
AさんとIさんはK・Mさん宅の作業小屋作りとなりました。
(“やすらぎ”ではないですよ!)
宇都宮から来られた応援隊の方々との協働作業です。
昨日均した砂利とコンクリートの上にどんどん資材が設置されていきます。
毎回感心する事は、漁師さんがとても器用な事です。
皆さんプロではない筈なのですが・・・
K・Mさんやそのお友達の方々の手際が良いこと!!
来月来た時には作業小屋として立派に機能している事と思います(^^;)
女子班は昨日に引き続き、ロープの片付けと・・・
薪割りです。
今回気付きましたが、薪割にハマる方は意外と多い気がします。
今回の女子の皆さんも漏れなく薪割にハマっていました(笑)
薪割・・・といえばこの方を思い出します。
軽トラの運転から薪割までこなすKさん。
※第11回
薪割を教えるKさん。
※第11回
(Kさんお元気ですか?私は今でも薪割は苦手です;;;)
小屋の中では、お母さんが皆の為にドンコのから揚げを作ってくれていました。
お父さんは牡蠣の準備です。
作業も無事終了し、
2人を除く皆でドンコのから揚げと牡蠣とワカメを頂きました♪
(看護師チームのTさんとKさん、すみません;;;)
時間が迫ってきたので、K・Hさんの作業小屋前で恒例の記念撮影です。
今回延泊するAさん、Iさんとはこちらでお別れになります。
(Aさん、Iさん、釣り楽しんで来て下さいね!)
2人とお別れした後は
“カフェあづま~れ”の看護師チームと合流し、記念撮影です。
(右前ヤンキー座りは初対面のOさんです・笑)
ママのSさん、スタッフの皆さんお世話になりました(^^)
そして宿泊先の高倉荘に戻り、これまた恒例の記念撮影です。
ただ、今回はとても珍しい事に奥様が一緒に写って下さいました!!
ご主人が海に出て不在の為
「私が一肌脱がないと!」と決意されて挑んだ撮影ですので
皆様しっかりご覧になって下さいね(笑)
※普段の奥様はとてもシャイで控え目な方です。
高倉荘に別れを告げ、さんさん商店街でお昼休憩をとった後、
上山八幡宮、続いて防災庁舎へと移動です。
運転手のTさんの計らいで歌津駅経由で向かいました。
現在、線路はBRT専用道路になっています。
上山八幡宮は初日にお世話になった工藤さんが禰宜を務める神社です。
志津川の上山に位置するこの神社は津波を免れ、凛とした佇まいを残しています。
元々は防災庁舎の隣に建っていたのですが、
チリ地震での教訓を生かし、現在の場所に移設されたそうです。
神社の階段から振り返る町は原っぱの様な光景でした。
※真ん中に建っているのは防災庁舎です。
防災庁舎の鉄筋の一部が下に落ちていました。
塩害による錆で脆くなっているのでしょうか・・・。
出発時間となり、南三陸町を後にします。
帰りは心配していた雪もなく、
順調に東北自動車道を南下し、無事東京に到着しました。
帰宅後すぐに頂いた“間引きしたワカメ”を料理しました。
※間引きワカメとは、成長促進の為に間引きしたもの(市場への出荷はなし)
※上はワカメの出し巻き
ご馳走様でした。
海の幸に感謝です。
完