お菓子の配送①
12月22日(土)。
トラックに沢山のお菓子を積んで被災地に向け、出発です。
今回より暫く、某お菓子卸会社様とのコラボで、
被災地へお菓子の提供をする事となりました。
「無償の物品支援は自立を妨げる。」
現地のそういった声を踏まえ、
今回は各市町村の社会福祉協議会様へお渡しする事としました。
各社会福祉協議会様や地元の方々に使い方や分配をお任せします。
今回はその第1弾です。
当日の早朝4時。
待ち合わせ場所へ向かう為、始発の電車に乗り込みます。
東京の始発電車は、写真の様に混み合っていました。
年末ということもあるでしょうが、この混みよう・・・。
東京は眠らないのですね。
電車に揺られ約1時間。待ち合わせ場所に到着です。
外はまだ暗く、静かに雨が落ちてきました。
気合を入れてトラックに乗り込み、被災地に向け出発です。
最初に立ち寄るのは宮城県山元町。
平坦な土地に沢山のいちご農家さんがハウス栽培を営んでいた場所・・・。
津波はそのハウスを全て奪い去ってしまいました。
私達が到着すると、
山元町社会福祉協議会の及川事務局次長さんが元気な笑顔で出迎えてくれました。
≪山元町≫
震災前の人口18,000人 → 震災後の人口14,000人
津波による被災で2,000人が犠牲となり、その後の人口流失で2,000人減少する。
深刻な人口減少。
常磐線も未だ復旧せず。
特にお子さんをお持ちの方々などは仙台市などに移住している様です。
来年辺りから、いちご栽培が復活出来そうだとの事。
山元町でも社協さんをはじめ、
地域に根付いて活動しているNPOさん達が頑張っていました。
山元町社会福祉協議会を後にして、
トラックは石巻を目指し常磐自動車道~南部自動車道~三陸自動車道を走ります。
道中、多数の大型トラックに遭遇しました。
塩害でやられた土壌の入れ替えや宅地造成の為に大量の土を運んでいる様です。
常磐道を北上。
この道路が津波被害の分かれ道となりました。
道路を挟んで右側と左側で被害状況が違っています。
この道路が堤防の役割を果たしたようです。
さて、走る事2時間余り。
石巻市の社会福祉協議会事務所に到着です。
ここでお渡しするお菓子の数は山元町の4倍強!!
340ケース(お菓子41,000個余)を寄贈致しました。
さすが宮城県第2の市ですね。
搬入作業には運転手のIさんも含め、フル稼働です。
あまりの手際の良さにカメラがついていけません(笑)
社会福祉協議会の阿部副所長とボランティアの方々です。
搬入お疲れ様でした。
<おまけ画像>
事務所の玄関に飾ってありました。
さて、これから最終目的地の南三陸町です。
国道45号線をひた走ります。
続く。