南三陸稚児祈祷応援ボランティアツアー ③
活動三日目の最終日、一晩中降っていた雨と、強風の東風が少し収まり、野外での活動が可能と判断し、今日は、上山八幡宮でお稚児さんの衣装のお片付けと歌津泊浜でワカメのブイ掃除の二班に分かれ活動を行いました。
山と積み上げられたワカメ養殖用のブイ(浮き球)、そこに付着した、カラス貝(ムール貝)、フジツボ等を道具を使い、こそげ落としていく作業なのですが、最近は海水温が高く付着する物が多くなり、ブイがまったく見えないほど付着しているものもありました、ここまでくるとブイ自体が重くなり役目を果たすことは出来なくなります。
手に持っている道具で付着するものをこそげ取っていきます。
道具は優秀なのですが、ブイのあまりの量の多さ、暑さに体力が奪われ、明日は筋肉痛必須です。
ベテラン参加者さんは、流石にコツコツ綺麗に仕上げます。このブイ、南三陸だけで数万個、漁師さん達は夏から秋にかけ、このようなブイ掃除、またはロープ掃除を行わなければなりません。高齢化が進む漁業、ご年配の方々にはきつい作業です。
休憩をはさみ3時間で約60個のブイ掃除が出来ました、これ5二人で、3時間で60個、数万個ってどうやってきれいにするのか、気が遠くなります、ワカメ一つとっても、こんなに手間をかけ養殖され食卓に運ばれるんです、感謝して頂かないとですね、、。
さて上山八幡宮では陰干しした衣装の片づけです。
来年迄、社務所で出番をまちます。
泊浜班と合流し、宮司さん達と集合写真を撮り、さあ帰路につきます、道の駅 三滝堂でお買い物と、昼食を購入し、三陸道にはいり、東京に向かいます。
常磐道にはいると、早速線量計のお出ましです、今日も多くの方々が原発内外で除染、廃炉作業に携わっているのでしょうね。
ボランティアサポートさいたまさんのバス運行サポートがあって、参加者さんやスタッフの方々の熱意があって、想いの継続が続けられています。バスは東京駅に19:30前に到着し、今回も皆さんを無事にお連れすることができました。 感謝
完
次のボランティアツアー「南三陸ワイナリー農業支援」は10月12~14日催行予定です。参加者のみなさん、 またお会い致しましょう。