令和台風19号被災地:丸森町災害支援ボランティア ②
令和台風被災地:宮城県丸森町災害支援ボランティア その2
活動二日目、夜半から降り始めた雨が、朝まで続いていました。
宿泊先の最上屋旅館、災害直後、なかなか宿泊先の確保が出来ない私達に、快く宿泊を引き受けて下さった老舗旅館です。江戸時代から続く湯治場、風情もあり、お湯もよく、ご主人始め皆様が温かく私達を迎えて下さいました。
天気予報、、白石は雨後曇り、、さて丸森は。
ボランティアセンターに到着後、昨日と同じ現場に向かいます。私達も「ボランティアのあしあと」の一員となりました。
現場に到着、虹が私達を迎えて下さいました。今日は現地の方々10数名も合流し、私達と一緒に作業を行います。
この日はめまぐるしく天候が変わる一日で、晴れたり、曇ったり、にわか雨が降り注いだりして、作業をする私達にとっては辛い一日となりました。こんな光景がまだ残っています。
運転ボラのKさん、「運転があるから休んでいて下さい」というと「皆さんが一生懸命なので、手伝わせて下さい」と汗をかいて下さいました。暗い雲が山からやってきて、とうとう、風と共に猛烈な雪が参加者さん達に降りかかってきました。
時にはながされたバッグに現金がはいっているということもあります、その場合は警察に届けをだします。
強い風とともに雪が舞い、吹雪のような状態になり、作業を昼頃に中断し、ボラセンに一旦戻ることにします。
ボランティアセンターでは炊き出しが行われ、カニ汁やホタテ飯が振る舞われていました、ボランティアの為のボランティア、東日本大震災以降、必要と言われていた、そのボランティアさんが現場で私達の為に活躍していました。感謝
現地のSさんより「本日は天候悪化の為、現地の者も午後の作業を取りやめることにしました、皆さんの手によって沢山の瓦礫が堤防上によせられ、風景が変わりました、その風景をみて、私達は下向きだった気持ちをまた前向きにすることが出来たようなきがします、見ての通りまだまだ復興は先で、これからも皆さんのご支援が必要です、本当に有難うございました」
私達の丸森町での作業は終了です。この時点でも参加者さんの躰は冷え切っており、終了予定迄の時間を利用し、急きょ行程を変更し近隣の日帰り温泉で入浴し着替えることにしました。新地IC傍にある「鹿狼の湯」、山頂の露天風呂では雪見風呂を楽しみました、私達は多くの方々のご寄付や支援で活動を継続 させて頂いております、直接その方々には御礼することが出来ませんが、一生懸命作業を行って下さった参加者の方々への労り として、入湯代は私達団体で負担させて頂きました。
ボランティアセンターではボランティアさん達への支援も多く見受けられ、気持ちよく活動ができる環境が整っており、東日本大震災以降の災害経験がとても活かされているようで、民意は進化しています。
常磐道を南下、東京に向かいます。大熊町近辺高速上の線量計のある光景です。
帰路途中のSAでは皆さんお買い物を楽しんでいらっしゃいました。
19時過ぎ、東京駅に無事到着、今回も皆さんを安全に東京迄連れ帰ることができました、参加して下さった方々お疲れ様でした、感謝。 完