宮城県丸森町支援活動 その1(筆甫地区)
NPO法人フェローズウィルの令和台風19号豪雨被災地支援活動 ①
11月21日、丸森町ボランティアセンターから天候により翌日はボラセンの受け入れが出来ないとの連絡が入りました、経験上ボラセンの協働団体が必ずあり、独自で活動をしていると思い、伝手を辿っていけば「オープンジャパン」のBさんに辿り着き、翌日は筆甫地区での活動を行う事となりました、そちらにはフェニックス救援隊も入っており、頼もしい限りでした。もちろんボラセンにはお知らせし、前日に保険加入という早業をこなし、当日の朝を迎えました。
雨模様の朝06:30に東京駅(鍛冶橋駐車場)を出発
常磐道を新地ICむけ走ります。
山間地の筆甫地区は小さな渓流が谷合を流れる集落ですが、その渓流が800㎜の豪雨によって増水し暴れ川と化し谷間を飲み込みました。
先に入っておられた、フェニックス救援隊のKさんよりブリーフィングをうけ。裏山が崩れ、土砂でうずまった作業小屋の土砂出しに取り掛かります。
一抱えもある大きな石が土砂のなかに、そうして耕運機や農業器具も全て埋まったままです。それを一人、一人の手が土砂をかき分け掘り出しながら、作業を進めます。バケツリレーのように土砂を皆で運び出します。午後からの作業を終え、みんなで集合写真、初日お疲れ様でした。宿は白石市鎌先温泉にある、最上屋旅館、支援活動で温泉に入れるとは、日頃の行いのお陰です(活動に理解を示してくださり、安価でお世話になることができました)。温泉で疲れを癒し、さあ二日目の活動です。今回も参加者さんは女性中心、非力かとおもいきや、みなさん精力的に作業をこなしていきます。土砂を軽トラに積み込み、ダンプして近くの畑(だった場所)に戻します。
昼前に大勢のボランティアさんが応援にこの地へ駆けつけてくれました、なんと南三陸町の社協さん、地域の方々と中学生約20名が到着しました、いつも支援させて頂いている町の方々とご一緒に活動、これもご縁ですね。
交代で、昼食タイムにはいります、近くにはなにもないので、白石で買ったお弁当を「筆甫まちづくりセンター」の部屋をお借りして、頂きます。さて、午後からは、午前中の現場は南三陸町のチームにお任せし、私達は新たに入ったニーズの為、二軒先のお宅の泥だしと、家財搬出に向かいます。こちらも大量の土砂が流れ込んでいました、手分けし作業開始。付近は溢れた川が運んできた、岩や土砂で埋め尽くされています、、でも皆の手でコツコツ作業をやることで、いつかは復旧するんです。このお宅の婆ちゃん「雨が降って朝起きたらこんなになってた」「私には孫が6人いる、3人は働きにでてる、だからなんとかなる、あと10年は長生きして頑張るよ」。付近はこんな状態、家や小屋も流され、畑や田んぼも土砂に埋まってます。流された車もそのままです、市街地に比べ、山間地にはなかなか手が届いていません。午後15時には作業を終了し、ボラセンに報告に伺い、東京に向け帰路につきます。役場付近の空き地には多くの瓦礫がうず高く積まれています。
さあ、次回の活動は12月7日~8日 沢山のボランティアの手が必要で、まだまだ足りていません。
参加お待ちしています。