第87回南三陸ボランティアツアー:ワカメ収穫補助漁業支援活動 4月 ③
第87回フェローズウィルボランティアツアー その3
活動最終日、空は「ようこそ南三陸へ、そしてありがとう」と言わんばかりに晴天です。
寄木漁港を見下ろす歌津ロッジ「縁」からの景色もこのとおりです。
さあ、皆さん漁港へ、そして作業小屋に集合ですよ!!
「ワカメって、こんなふうになっているんだ」メカブの下に本葉、、海水で湯通しするとあの鮮やかな緑色にかわるんです。 参加者Mさん、Yさんご家族、Hさん面々です。漁師さんが参加者さんの為に持ってきてくれました。
天気に恵まれ、メカブ削ぎ日和となりましたが、2月下旬から始まる収穫時期はとっても寒いんです。
復興にはまだまだ長い時を要します、若い方々の寄り添いが必要です。
今日は漁協に、参加者さんのおかげでこんなに沢山のメカブを卸せます。
漁師のMさんの息子さんから、「今日はありがとね、船に乗ってみっか」と声をかけて頂き、、絵になりますね、、この風景が、昨晩観たDVDの現場だったとは、初めて来られた方には想像できないとおもいます。ここまで来るには現地の方々の並大抵ではない労苦があったんです。
午前のメカブ削ぎ作業が終わり、浜は静けさを取り戻します。
さて、泊浜チームが合流し、収穫したワカメを皆で買って頂き、、集合写真。笑顔がとってもいいですね。 車内から手を振って現地とはお別れです。「初めの頃はこの時がとても淋しくて、泣きながら手を振ったもんだよ」、、 いつも陽気な漁師Hさんがぽつりと一言。
毎年、毎回、、、「今度は参加者さん来て頂けるだろうか」と不安に思いながら8年の年月が過ぎました、たぶん現地の方々も同じ思いをされてきたんだろうなと思います、、その想いのキャッチボールをこれからも大事にし、小さな小さなNPOが出きることをこれからも続けていきます。
現地解散の方々も多くいらっしゃって、大勢の方々に見送って頂きました。
さんさん商店街から防災対策庁舎を望みます、スタッフ早坂さんに説明して頂きます。(赤い鉄骨だけの建物)その先に見える白い建物は高野会館という結婚式場跡、「震災遺構は一つの町に一つ」という原則があるらしく、私物であるこの建物跡は今後どうなるのか、未だ答えはでていません。
南三陸を出発し、東京へ帰ります。線量計のある高速道路を南下します。(写真は初日撮影)東北、被災地は私達にいろんなことを伝えてくれます、災害とは何か、人として出来ることは何か、人の素晴らしさ、生きる意味、私達が日頃おかれている環境とはどんなものか、明日は必ずくるものではない、愛する人を守り大事にするとは、、、言い尽くせない程、おおくの事を伝えています。
無事東京駅に到着、私達の「無事に参加者さんを東京まで送り届ける」という責務を果たせました。
参加者の皆さんお疲れ様でした。 感謝
追加写真植樹したミツマタ、永く咲いてくれています。海をみてたそがれる早坂さん、笑いつも笑顔でいてくれてます、、、また会おうね。 完