第83回 南三陸上山八幡宮稚児祈祷&行列支援ボランティアツアー
第83回フェローズウィルボランティアツアー その1
震災から7年半、直後に誕生した子供たちは小学生となり、そして来年も多くの子供達が小学校に入学します。震災直後、希望も未来も何もかもが失われた想いが交錯していた町の希望の一つは「新たな命」でした、そして子供達は今、「町の宝」となりました。
私達は震災後に八幡宮禰宜工藤さんの「稚児祈祷は絶やしたくない」との思いに共感し、この祭事を継続してご支援させて頂いて参りました、震災後7年が経った今年、昔からの伝統であった稚児の行列が再開されることになりました、以前は神社の下に町が広がり、その町を小さな子供達が数キロに渉って練り歩いたそうです。その町は今はなく、神社側に造られた「さんさん商店街」がその町の役割をはたします。
参加者さん達を乗せたバスは定刻に東京を出発し、常磐道を北上、福島の今を確認してして頂く為、車内より視察して頂きます。(写真は大熊町近隣、放射能により汚染された街並みです)、7年半に渉り、立ち入り禁止となっている家々が並んでいます。 この先に第一原発があります、この光景が現実で真実を物語る、証人です。原発のトリチュウム汚染水を薄めて海に廃棄しないと、東電の敷地内にはこれ以上タンクを増設することができないそうです、そして第二、第三の安全神話が作られていきます。やっと立ち直ってきた福島の、東北の漁業、、、、それがまた破壊されてしまいそう、、、。
いつもは、石巻の大川小学校に立ち寄るのですが、翌日の活動を考慮し、前日に行われた、宵宮祭の後片付け、薪を灯す灯篭の片付けや境内内を明日の祭事の為にお掃除します。
上山八幡宮の禰宜 工藤真弓さん、彼女が登米市にあった南三陸町の南方仮設住宅の事務局をやっておられた時、集会所に伺い、じいちゃん、ばあちゃんとの交流をさせて頂いた時からのご縁です。稚児祈祷と行列の祭事等について参加者さん達に語り掛けてくれました。(勿論翌日の段取りや予定も)
バスは本日の宿泊先「高倉荘」へと向かいます、いつものようにご馳走を頂き、明日への鋭気をやしないます。
南三陸歌津にある泊崎、、朝日も月夜もすばらしい。
続く