南三陸:上山八幡宮稚児祈祷応援ボランティアツアー ②
第71回フェローズウィルボランティアツアー 上山八幡宮稚児祈祷応援 その2
朝、09:00の上山八幡宮集合とBRTで来られる現地集合の参加者の方々との待ち合わせに合わせ、宿を出発。
上山八幡宮、宮司・禰宜の工藤さんご夫妻にご挨拶。稚児祈祷の経験者さん、初めて参加される方々もいらっしゃいますが、活動経験者さんも多く、活動はスムーズなスタートを切ることが出来ました。
宵宮祭に使われた、薪台の片付け(左が天狗さんに変身前のIさん)
天狗に変身小学生にあがる前の小さな子供達にとって稚児祈祷の思い出は、やはりちょっと怖い天狗さんのお出迎えなのです。
子供達と親御さんがお見えになる前に、着物試着の練習。練習台は最年少参加者R君です。
台風が近づいているせいか、出だしが早く、続々とご家族が参拝に来られます。
お父さん、お母さんと一緒の稚児祈祷、今回お見えになった子供たちは震災後に生を授かった子供達。 感慨深いものがありますね。
このような場面にご一緒させて頂き、うれしい気持ちが満ち溢れます。さて、着替えの後はいよいよ稚児祈祷です。「健やかに、幸せでいられますように」と宮司さんの詔を頂戴します。男性スタッフは天狗さん以外、法被を着てお出迎えとご案内を行います。ご家族みんなが健やかで幸せになられますように!!恐る恐る、天狗さんと記念写真 笑。子供たちのあまりの可愛さに、スタッフ、参加者さんに笑顔がこぼれます。
今年は昨年より多くの参拝者が来られました、年々増えているのです。「私も小さい時来たんだよ」「お父さんは天狗やったんだ」「あら~元気、大きくなったね」「皆さんありがとね」と色々な会話が飛び交います。神事は町の大事な大事な行事なんですね、工藤さんが震災後に「どうしても続けたい」と仰った意味が伝わってきます。はしゃいで、笑って、手を合わせて、子供たちは皆、元気でした。この子らが大きく成長し成人になるとき平凡な日常に戻っていて欲しいと心から願います。
幟を支えから外し皆で声掛けあいながらの作業(これは男子の必須科目)ロープを引いたり、伸ばしたりして上手く幟を倒すのです。長く、大きな支柱から、幟布を外し、最後は支柱を本殿の床下に収納、皆の気合の入れどころ。氏子さんも集まり、指導の元行われます。でもこれくらいの人数がいないと出来ない作業なんです。神楽殿の幕を外し、畳を片付け、もう少しで全ての作業が終わります。、、お腹空きます 笑。昼食前に皆で集合写真 R君頑張ったね!、、天狗さんも 笑。(色々な方向から写真写してます)社務所の2階で昼食を頂きます。当日はツールド東北開催日にあたり、殆どのお弁当屋さんが忙しく、歌津のコンビニ弁当になってしまって、ごめんなさい。 *サイクルレース:ツールド東北は台風の影響で行程変更になり南三陸には来なかったのです!!
いつもの様に紙芝居「ぼくのふるさと」(*震災の日~工藤さん親子の様子を息子さん目線で紙芝居にしたもの)を見せて、聞かせて頂きます。*涙する方々も多く、1年に最低一回は見て、聞いてみるべきものと思います。
雨雲が垂れ込み始め、これから戸倉「たみ子の海パック」工房に向かいます。