南三陸:上山八幡宮稚児祈祷応援ボランティアツアー ①
第71回フェローズウィルボランティアツアー 上山八幡宮 稚児祈祷 その1
2012年12月、登米市にある南方仮設住宅に婆ちゃん爺ちゃんたちへの支援でお邪魔し、自治会事務局長をされていた工藤真弓さんに初めてお会いし、上山八幡宮の事をお聞きすることが出来ました。当時、工藤さんは南方仮設住宅から南三陸迄車で通い禰宜として神社の神事を続けており、氏子さんの状況もお聞きし、神事の継続を行うには外部からの支援が必要との要請があり、稚児祈祷や宵宮祭のお手伝いにはいる事となりました。初めて南方仮設住宅を訪れた日、大きな地震があり、南三陸に津波警報が鳴り響き、沢山の非難する車が沿岸・山間の道を行きかっていました。あれからもう5年の時が流れ、町は嵩上が進み、かつては高台にあった上山八幡宮も地面とフラットな位置となりました。(写真は2014年 追悼の日 3.11より)
さて、2017年9月17日の稚児祈祷に向け、バスは東京駅を出発します。常磐道を北上し、広野で高速道を降り、一般道を走ります、。
除染が終了し避難解除された町にある膨大なフレコンバッグの山、永遠に低濃度の放射線を放出し続ける地、人体への影響がないと判断しているのはまたしても人間、責任の所在は曖昧、責任逃れの山積み、除染・廃炉作業は50年、全て工費は税金、受託は大手ゼネコン、6次下請けの方々が現場で汗を流す、汗を流さずにピンを切る多くの事業者の存在。
南鹿島相馬SAで昼食を頂き、三陸道を北上、石巻:大川小学校を訪問します。
大型の観光バス2台、中学生と思しき女学生さん達が熱心に語り部(ご遺族)さんの話に聞き入っていました。(関西から来られた浜脇中学校の生徒さん達で、翌日南三陸さんさん商店街での合同吹奏楽演奏にいらしてくれたそうです・・感謝)
献花・焼香をさせて頂き、台風18号を背中にかんじながら、南三陸に向かいます。
宿の高倉荘で夕食、翌朝は台風の影響は未だ感じられない朝でした、(参加者Hさん撮影)本当私たちのボランティアツアーは恵まれています。
スタッフ3名は民泊の許可を取得した、歌津ロッジ「縁」で朝を迎え、他のスタッフ・参加者さんと合流します。 続く(参加者Kさん撮影)