第62回南三陸漁業支援ボランティアツアー ③
(写真は参加者S・Mさん撮影)
第62回フェローズウィルボランティアツアー その3
朝、ロッジでも朝日の眩しさに目を覚まします。さて、今日も写真撮影の為の早朝から志津川魚市場迄出かけます。秋鮭のセリは午後に始ります、その前に水揚げされた鮭が出荷前の水槽に移されます。大きなイベントも出来そうな真新しい施設、仮の市場から新設市場に最近移転しました。(このような大きく立派な施設が一つ一つ出来始めています、病院もそうだし、新しい役場もそうです)でもね、やっと三日前港に灯りが戻ってきたところもあるんです。アナゴの競り、掛け声勇ましい競り人。その競り人の実のお父さんがずっと一緒にいてくれました。「俺のせがれは避難中に子供が出来て、やっとやる気になったんだ、おれも船のコックやってたけど年だしここで働くことにしたけど、ほんとよくここまできたもんだな」としみじみ話してくれました。さて、参加者さんは宿泊先を出発 写真手前左から大物さんいやいや、A・Oさん、M・Iさん、M・Hさん、M・Fさん、後ろ左からT・Iさん、S・Mさん、Y・Kさん、Y・Tさんです。
現場ではホヤの種付け、ロープ掃除等が始っています。一家総出の作業、参加者Iさん、Tさんも一緒に作業を行います。海中で牡蠣殻についたホヤの種が育ち、牡蠣殻の廻りについた海藻、貝殻、名前のない虫?等を取り除き、新しいロープに括り付けます、シュロロープも種付着に使用します。赤いつぶつぶがホヤの小さな種君です。こんな可愛いタコ君もたまに登場します。笑顔が素敵なM・Hさん今日も元気です。参加者M・Iさんどうもロープに興味が湧くようです。写真手前昨日は傾聴をして下さった参加者M・Hさん(写真右奥)今日はブイ掃除です。
お日様の下、漁師K・Mさんの奥様とロープ掃除、、、あれ休憩中でした。
作業終了の時間がきてしまいました、全員笑顔で集合写真皆さんいつも素敵な笑顔です。カッパ姿のお二人(兄弟のようです)と男性に挟まれたM・Iさんは居残り活動をして下さいます。
高倉荘でお着替え、さんさん商店街で買い物と昼食です。さんさん商店街は12月いっぱいでこの場所での営業を終了します、来年3月嵩上げした場所へ移り再開します。オープンしてから毎月訪れた場所がなくなるのは淋しい限りですが、新しく前に進む皆さんをこれからも応援しましょう!!人気だった気仙沼パン、ソフトクリームは新しい商店街にもあるのかな?
嵩上げのピラミッドに埋もれそうな防災対策庁舎と公民館に生まれ変わった戸倉中学校跡を視察し、東京に向け帰ります。せいたかあわだち草の向こうフェンスが出来ましたが充分、眼下に海を見下ろすことが出来ます。公民館とモアイと海、良いアングルですね。今回も無事参加者の皆さんを東京まで連れて帰ることができました、もう62回五年半以上同じ想いを続けています。
追加写真朝日が雲間かから昇ります。南三陸で一番に近い朝日スポットではないでしょうか。ブイについたフジツボ、、、芸術的です。参加者T・Iさんが「県庁にあった雑誌の表紙と記事ににフェローズさん出てるよ!」そして最後に今年7月9日に東京で開催した「Close To You」のイベント収益で南三陸の子供達に送った絵本のお礼にこんな素敵なメッセージが届きました。これからも「あなたに寄り添います」 完