第63回南三陸漁業支援ボランティアツアー 全編
第63回 フェローズウィル 南三陸ボランティアツアー
11月25日深夜23:30、東京鍛冶橋駐車場を出発した初めての夜行便は王子を経由して南三陸に向かいます。初めての夜行便のせいかなかなか眠れず、目が覚めたり閉じたりの連続。震災後沢山のボランティアさんが同じ工程で現地へ向かっていたのことを想像すると大変だったろうなと想いを馳せます。
観光バスで運転手さんも2名交代です。
常連参加者 I・Yさんもなかなか眠れない・・笑
途中、楢葉SAで深夜の休憩
サッカー日本代表の手形・足形が寒そうに並んでいました、震災前に作られたモニュメント。
早朝石巻上品の郷に到着、朝食と休憩をとり、大川小学校に向かいます。眠気も覚め、これからの活動にスタンバイです。
早朝、日の出前の上品の郷駐車場、、、朝焼けが綺麗
早朝の大川小学校は初めて、朝は風がないんです。何故漁師が早朝から仕事をするのかわかりますか?朝凪だからなんです。午後に向けて風が強くなり、漁や作業が出来ないのです。
眠気もなんのその、早朝の菊芋畑で皆で菊芋堀の開始です。結構、腰にきます。笑
沢山の参加者さんのお蔭で沢山の菊芋の収穫が出来ました、これが菊芋かりんとうに変わります。
これが菊芋、生姜に似ていますね。参加者さんにはおみやげに持ち帰って頂きます。
晴天の下、伊里前復幸商店街でバーベキュウ昼食。商店街の方々が火をおこして待っていてくれました。こんなことをして頂けるのはこれまでのお付き合いがあったからこそだと思います。
ホタテが美味しそう、イカ焼き、野菜、ご飯とお味噌汁付です。午後の活動が始まり、私達「たみ子の海パック」応援隊は戸倉のたみ子さん工房へお邪魔しました。なんとJAL生協お歳暮カタログにたみ子さんの「海パック」が掲載されているのです。この日は応援担当のM・Hさん、新たに参加したS・Fさんも同行です。皆、南三陸で頑張っている人達を応援して下さっている、素晴らしい人達です!!
歌津・寄木での作業を終え、参加者さんは志津川にあるコモンズでサンシンズの演奏を聴かせて頂きます。子供達が一生懸命三線を勉強し、立派な演奏を奏でます。震災時支援活動にあたった沖縄の自衛隊の方々に教えて頂いた「三線」、南三陸の文化として広められたらと監督のA・Uさん。翌日も歌津・寄木漁港での漁業支援です。夜行~活動~宿泊~活動とハードな活動は続きます。
同じ歳の漁師Y・Hさん、いつも私達が訪問し、活動をするのを見守ってくれてます。(黒ジャンパー)浮き球の掃除、2~3か月海に浮いているとこんなに付着物が付くんです。集合写真です。皆さんお疲れ様でした!!!
活動を終え、いつも立ち寄る戸倉中学跡(今は公民館)から海を見おろし津波の恐ろしさを体感して頂きます。嵩上げのピラミッドに埋もれた、防災対策庁舎を訪れ、焼香をさせて頂きます。
この後帰路につきます。お疲れ様でした。
所感:ボランティアとはなんだろう?やりたいことを楽しくやることなのか?求められることを淡々と見返り求めずやることなの か? 私はサークル活動的ボランティアを否定します。
支援とは復興に進む人たちに力を貸すこと、応援とは力を貸して助けること。支援と応援の狭間にある現状に試行錯誤しながら活動を継続します。
追加写真
Y・Hさん、いい男です。12月ツアーで、心に残る言葉を頂きました。次回ブログで紹介します。
完