第61回南三陸上山八幡宮稚児祈祷応援ボランティアツアー その2
第61回南三陸ボランティアツアー ②雨の多い9月、上山八幡宮は神様や昨年亡くなられた宮司さんから守られて、今日の祭事も晴れ!!廃校になった小学校、今は立派な宿泊施設です。ここは震災時警察や自衛隊の方々の前線基地になっていたのです。その面影は校庭に敷き詰められている砂利が物語っています。(多くの車両出入りの為に砂利が敷かれました)バスが皆を待っています。運転手の南波さん、とても素敵な方で、なんと活動も一緒にされます!!さあ、出発です
スタッフ4人は、歌津寄木漁港にある、「歌津ロッジ」に宿泊。 昨晩のロッジから観た月はとても幻想的でした。朝日に迎えられ、こちらも出発です。ここからは、上山八幡宮での稚児祈祷祭の活動写真をご覧ください。上山八幡宮入口上山八幡宮禰宜、工藤真弓さん「おはようございます、今日は宜しくお願いします」宵宮祭に使われた手作りの灯篭を稚児祈祷準備の為、後片付け年長さんが親御さんに連れられてやってきます、さあ晴れ着へ着換えです。「私もここで、着替えて稚児祈祷やってもらったのよ」と子連れのお母さん、脈々とした伝統なんですね。来年は近くに新設されるさんさん商店街を街に見立てて練り歩くらしいです。参加者さんも天狗に変身しお子さんのお出迎えをします、怖くて泣き出す子もいて微笑ましい光景と時が流れます。お母さんと天狗さんに連れられて永々と続けられる街のしきたり。震災にあっても続けたいという、宮司さん禰宜さんの「想い」に共感し、今年で3回目のお手伝い。いつか街の人達に引き継げる時までお手伝いを続けたい、それは支援者としての誇りであり、喜びです。笑顔・・笑顔が境内に溢れます。この子が大きく成長し、健康で、幸せになれますように。参加者皆さんでお出迎えとお見送り。写真の鳥居のところで津波が止まったそうです。「境内には梅の花、、、」「街は地獄」その時の想いをいつまでも語り継いでください。女の子はこんな綺麗な冠を被ります。こんな具合です笑。首には復興応縁団の手拭が巻かれてます。写真はリピーター、関西からの応縁団 K・Kさんです。女性参加者さんはお着替えの手伝い。隣にある上山幼稚園では運動会、震災を知らない子供達も混じって、皆頑張って徒競走!! 午後には沢山来られた親子さん達の来所が引け、後片付けにはいります。大きな幟を降ろします、四方に貼られたロープを氏子さんの指導の元全員で息を合わせゆっくり緩めていきます。長い支柱から、幟を外して畳み、支柱は本堂の床下に収納します。 運転手の南波さんもお手伝い(ワイシャツ姿)この作業には沢山の人手が必要なんです。女性達は社務所で稚児祈祷に使われた晴れ着を畳んで、片づけます。今年、お正月の手伝いをした際、直会がひらかれた場所、ここで地元の方々と一緒に参加させて頂きました。黙祷の後、工藤家の3.11その日の物語を紙芝居にして、「沢山の、沢山の物語があるんです、この紙芝居を通してそれを感じて下さい」。と工藤さんが参加者さんに語りかけてくれます。
稚児祈祷お手伝いが終わります、普通ならここで活動は終了ですが私たちは時間の許す限り活動を続けます。さあ、歌津へ向かいます!!
続く