第61回南三陸上山八幡宮稚児祈祷応援ボランティアツアー  その1

第61回南三陸ボランティアツアー ①img_8043

観光庁から全国で活動するボランティア活動者へのボラバス通知(旅行業法違反)により、多くの活動が縮小若しくは撤退する中で旅行会社と提携し活動を継続するもの、寄付や入会金と称して参加費を徴収しながら違法すれすれで活動を継続するもの、全くの無料ないしは会員のみで活動するもの、、、、曖昧な行政の判断や勧告、そして事なかれ主義の犠牲者である支援活動者達。現場である被災地の声も上がらず、ただもくもくと何方の支援や助成も受けることなく自らの犠牲をもって支援の想いを貫く。

フェローズウィルはこの難局に背を向けず、曖昧に捉えず、ひたすら前を向いて進む道を選びました。今回から旅行会社と提携したツアーを開始致します。F-sunツーリスト、南三陸では知名度もある、支援に重きを置く旅行会社です。_mg_0489手配して頂いた関越バスに乗り込み、さあ出発です。シートの広さと、リクライニングの心地よさに参加者感激!! img_7898後部座席上にはシャンデリアだ~、サロンカーみたい笑。いつもと変わらず福島の被災地に入ります。旅行会社の公募で来られた方々とフェローズの参加者同士はすぐに和気あいあい。img_7901富岡駅周辺にある、壊れた倉庫、、、周りの解体作業が進み何れ視界と記憶から消えてしまう遺構、流行の映画や遊園地も良いけど大事な真実を自分の目でみて欲しいものです。この惨状に「興味ね~し」という方がいたとしても否定はしませんが、ご自分が同じ境遇に立たされたとき、なんと思うのでしょう、、、自分さえ良ければ、、その考えが本来あるべき想い遣りを失わせる一因になっているのではないのでしょうか?img_7902踏切のあった跡、線路が切り取られています、写真上方向は東京、下方向は仙台に繋がっていた筈です。震災5年半、復旧も儘ならず、街の暮らしは消滅したままです。オリンピックは素敵なことだけど、ここは取り残されています。目を背けないでしっかりみて下さい。img_79075年半経った今、誰もいない学校の除染作業が始まりました。校庭の土の上部を削り取り、建物を取り壊した「物」は写真下の黒い袋の中に沢山の思い出や悔しさと一緒に詰め込まれます。img_7910福島浪江インターより常磐道に戻り、石巻大川小学校に向かいます。img_7915img_7914毎回献花と焼香をさせて頂きます。img_7935img_7916この二本の杭の意味しているものは?「生徒達が新北上大橋に津波から逃れるため避難した際、通った道の幅です」。

色々な出来事が「時」という残酷な積み重ねで薄らいでいくのを感じます、忘れない、忘れさせない。img_8051南三陸町に入り伊里前商店街より歌津大橋があった場所を望み、高台にある慰霊塔から伊里前・歌津駅跡を望みます。_mg_0504_mg_0530初めて訪れる人には、街は原っぱ、造成地にしかみえません。(ここには街があったのです)_mg_0525高台の観音様が亡くなられた方々を見守ってくれています。

さて、今夜の宿泊先さんさん館に到着、さっそく夕食に入ります。img_1896

旅行会社添乗の横山さんの「いただきます」で夕食の開始。img_8062旬のサンマやお刺身等々盛りだくさん!img_1824夕食後、今日見てきたこと、感じたことを3.11当日のDVDを観ながら、一つ一つ結びつけていきます。

 

続く

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