5月3日~第57回南三陸ボランティア ①
第57回フェローズウィルボランティア その1連休中のツアー、必ずどこかで出会う交通渋滞、今回は現地集合の方も少なく、又初めての方も多くこの渋滞にはさぞ驚かれお疲れだったと思います。
マイクロバスはスタッフ小山さん、飯島さん、運転伊藤さん、榎本さん、他27名の方々を乗せ、東京の鍛冶橋駐車場を出発、定時連絡で10:00未だ八潮辺り、、、渋滞だ!!渋滞の中、参加者さんには是非見て頂きたいと、福島沿岸部を走りました。長時間お疲れでした、本日の宿泊先高倉荘に到着したのは19:30、とにかくお腹が空いたでしょう、沢山召し上がってください。明日の天候は雨なんです、皆さん頑張りましょう!!頑張るスタッフ、飯島さん(保険証渡し?)宿泊管理は小山さん。翌日宿の玄関先でブリーフィング、寄木地区、泊浜地区、平成の森集会所での活動の為、皆さん3チームに分散し行動しました。寄木ではワカメ水抜きに使う袋の繕い作業。休憩時間に漁師さんの冗談に大笑い!!向かいの作業小屋では屋根の下で、塩やワカメの付着しカゴバンジョウ(籠万丈)洗いこれ何の作業でしょう?ロープを解して、又繋ぎ合わせる高度なテクニックを要する作業なんです。(これが皆さんハマってます)お隣では黙々とワカメの袋詰め作業
11月~12月の種付け、2月~4月後半のワカメ刈、浜茹で、塩蔵、芯抜き、4月後半~5月初旬迄のメカブ削ぎとワカメ収穫の作業がそろそろ終わりを告げます。この一連の作業をご家族で、ご夫婦で、親戚一同で、スタッフ入れて、そしてお一人で、行っています。そしてすぐ、次の作業が待っているのです。漁師さん達曰く「疲れが溜まった後のこの作業が一番辛い、皆でやって貰うとあっと言うまに終わってしまう、本当にありがたい」と。
さて泊浜ではやはり籠洗い、雨模様なので小屋作業です。高倉荘のお父さんの指導のもと芯抜き作業です。今年は特売と言われる5月中の出荷がありませんでした、1月の暴風雨の影響で出荷量が少ないのです。それでも塩蔵した在庫は別途販売用に芯抜きし袋詰めされ、地元の販売店等に出荷されます。ホタテ養殖の準備が始まっています。稚貝入れの袋作りそして小さな貝がびっしり付いたブイの掃除、このような準備作業がこれからの作業になります。
さて平成の森集会所では先日引っ越ししたばかりの集会所で美容エステの活動、助成金の一部で購入した簡易ベットで皆さんリラックスです。この日は雨にもかかわらず、19人の方々がお見えになりました。そこでばあちゃん曰く、「昨年迄は5月の連休になると沢山のボランティアさん達が来てくれたけど、今年はあんた達だけだよ、さみしいね、また来てな」。「はい、また来月ね」
昼食をはさみ活動は続きます。ばあちゃんの心遣いで、作って頂く「牡蠣汁」。なんでかマネの出来ない味なのです。お弁当と共に頂きます。雨も少し上がってきました。食事の後、静岡からいらしたN先生を伊里前商店街にお連れし、観光協会会長のOさんにご紹介させて頂きました。いつかN先生がいらっしゃる学校から伊里前に生の樅の木(6m)が送られてくる予定なのです。午後の作業は袋詰め、袋洗い、ブイ清掃です。5月の鯉のぼりならぬ、風に揺らぐ袋達です。ボランティアは自立を妨げるという意見があります、そうではないのです。ボランティアは自立する人を応援し、出来ない人をお助けするのであって、支援をどう受け止め消化するかは個々の問題なのです。私たちは寄りそう黒子であり、笑顔を見れる権利がある者にすぎないのです。午後の作業を終え、歌津大橋跡を視察し伊里前福幸商店街に立ち寄ります。
高倉荘での夕食後、入谷で活動している阿部あい子さんが商品化した「菊芋かりんとう」を持参し、起業の所以、のお話と販売会を行いました。沢山のかりんとうをお買い上げいただきました。その後は皆で先ほど視察した伊里前の3.11のDVDを観賞し、個々にご意見や感想をお聞きしました。有難うございます!! 続く