第52回フェローズ・ウィルボランティアツアー その1

2016年 新年初めてのボランティアツアー。名称を変更し継続してまもなく二年となりますので、今年からは通算ではなく52回として表示することとしました。企業CSRボランティアを含めるとかれこれ80回、団体のみの訪問をいれますと訪問は100回を既に超えています。一回の訪問で2~3日の日数を要しますのでこの4年10か月で約250日、10日に一回は訪問している勘定です。001

関西から2名、三重から1名、多賀城市から1名の方々の参加を含め総勢13名での催行です。仮設住宅や個人宅に宿泊するようなツアーもあるようですが、私たちは一切現地にご迷惑はかけない主義で、今でも頂いた夕食は自分達で片づけ、飲み物は作業場所に持参し、宿泊は現地の民宿や宿泊施設を利用しています。DVDの観賞、ブリーヒィング等第一回目よりなんら変わっていません。そのおかげで些かの事故やトラブルもなく催行を継続できています。__ 1

常磐道を北上、広野インターで降り、沿岸部の視察をしながら富岡駅跡まで向かいます。駅前には重機が入り家屋の取り壊しが始まっており、近いうちに、震災と人災を思い起こさせるこれらの駅前通りの家屋は壊され粉砕され「黒い袋」の中に詰め込まれます。006

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往路は渋滞もなく、順調に進み、南三陸町に入る手前で石巻にある大川小学校を訪問致します。010

復興工事のダンプカーの数が昨年末より増しているような気がします、北上川河口近くの長面地区の土壌改良、嵩上げ工事の進捗段階が変わったのでしょうか。そのダンプカーが行きかう道路に面した大川小学校で献花と焼香をさせて頂きました。

心の中で「忘れないよ」と呟きます。

新北上大橋を渡り南三陸に向かいます、途中参加者さんから「河口の向こう岸はもともとあのような地形だったのですか?」、、津波で沼化したところを元の地形に戻しているのです。工事が始まってからこの道を何十万台のダンプカーが走り去っていったことでしょう。012

宿泊先のさんさん館に到着、さっそくの夕飯です。関西、三重、多賀城市から参加の方も合流しました。朝方雪が舞っていたようですが、天気は晴れ! いつもお天気には恵まれています。015朝のブリーフィング、、いつぞやこのブリーフィングを「時間の無駄」と言われた他団体の方がおられましたが、案の定トラブルが発生したようです。ボランティアとしてのモラル、活動の安全は大事な事なのです。

歌津、寄木漁港もうっすらとした雪景色、さっそく三班に分かれ作業の開始です。-1__ 2-1__ 3鮑の選別作業を行っていたテントを解体し、ワカメ収穫の準備に取り掛かるようです。

続く