第22回ボランティア・ツアー⑧
翌朝。台風の影響で空はどんより曇り空。
今にも降り出しそうな空の下、高倉荘のご主人と一緒に写真撮影です。
(高倉壮の皆様、今回もお世話になりました!)
最終日は作業はなく、現地視察となります。
宿泊先を出発し、バスは一路気仙沼へと向かいます。
大船渡線の鹿折唐桑駅前に漂着した大型漁船です。
いわき船籍の船ですが、
震災当時、湾内のドッグで修理中のところ大津波にさらわれ、
住宅や工場をなぎ倒し、約1km離れたこの場所まで流れつきました。
この第18共徳丸も解体が決定し、現在はその作業中。
次回のツアーではどんな姿になっているのでしょうか・・・。
近くにある復興商店街『復興マルシェ』に立ち寄り
(ほぼ)全員でソフトクリームを頂きます♪
で、お約束のソフト落とし。
必ずいるんですよね。ソフトを落とす人(笑)
商店街を後にして
旧気仙沼水産高校だった気仙沼向洋高校の視察に向かいます。
気仙沼から45号線を本吉町に向かったところにある、海から至近距離に建つ学校です。
※画像は平成25年9月撮影
多くのボランティアの方々が入り、校内の瓦礫が撤去され、
校内の見学がかろうじて出来る状態です。
(現在、こちらの生徒は全員他の高校に通学しています)
教室だったところには壊れた車が流されたままの姿で残っています。
今ツアー最年少参加者のNちゃんは、どんな事を感じ取ったのでしょうか。
校舎と校舎を繋ぐ通路にはまだこんなに多くの瓦礫が挟まったままです。
次に小泉小学校に立ち寄りました。
台風の影響で時折風雨が強くなることはありましたが、
私どもが到着した時には雨は止み、濡れることはありませんでした。
眼下に広がる野原の様な光景を眺めながら、
ドライバー(ボランティア)のYさんがこの地区の悲劇を説明してくれます。
南三陸町に戻り、防災対策庁舎を見学し、
さんさん商店街でお昼休憩をとった後、バスは定刻前に南三陸を出発します。
台風の影響を考え、早めの帰路を考えましたが、
迷った末、大川小学校へ立ち寄る事に決めました。
これまで立ち寄った場所では止んでくれていた雨が
この時だけは風雨が激しくなり、何本かの傘が悲しい状態になりました。
台風が接近する中、
バスは順調に三陸道・東北道を走り、東京へと向かいます。
台風ハイなのでしょうか、車内は至って賑やかです。
(ブレているのは臨場感だと思い込んで下さい・・・)
首都高に入り、前方左手には東京スカイツリーが見えます。
今日のイルミネーションは“粋”をテーマにしたものらしいです。
(かなり目を凝らし、集中してご覧下さい)
懸念していた台風による遅れもなく、
バスは予定していた時刻に東京駅に到着しました。
今回も事故も怪我もなく、無事ツアーを終える事が出来ました。
ご協力下さった皆様に本当に感謝です。
今回参加下さった皆様、又お会いしましょう。
有難うございました!!
完