「南三陸町で頑張る人を応援する」も私たちの団体の趣旨の一つ、13年目を迎える活動に支援活動とともに体験型のツアーを加えツアーを今回催行しました。そして一人でも多くの方々に南三陸町を好きになってもらい再訪していただくことで、関係人口が増えればいいなと思っています。いつものようにバスは東京駅近郊を出発常磐道を北上し、福島県浪江町にある震災遺構「請戸小学校跡」に向かいます。

三連休にもかかわらず、高速道路はあまり渋滞することなく、順調に進みます。

晴天、絶好の活動日和、もうすぐ福島県にはいります。

高速道路上にある、放射線測定の線量計、処理水の二回目の放出で地元の漁業関係者にまた風評被害という大きな損害がでなければいいですが、、、

常磐富岡ICで国道6号線、大熊町に向かう沿道には12年半前迄は賑わっていた店舗跡がそのまま残っています、人も賑わいもあの時から止まっています、いまだに27,000人程の方々が避難を余儀なくされています。東京からたった3~4時間移動したこの地は、まだ時間が止まったままなのです。

浪江町に入り、海方向に右折、請戸小学校に向かいます。

地震後教職員の適切な誘導と、偶然がかさなり、全ての子供たちの避難ができた小学校、福島県で唯一の震災遺構を見学します。

一階は津波で打ち抜かれていますが、二階は大きな損傷もなく、展示施設になっています。

震災当日は卒業式だったのでしょうか、、、床が抜けた体育館です。

歩く人の高さで津波が到達した高さを想像してください、海は目の前です。

震災直後の航空写真です、学校の周りには田畑、民家がありました。

子供達は避難中、偶然出会ったダンプカーに乗せて頂き、津波から逃れることができました。

見学後は道の駅なみえで昼食です。

連休のせいか、多くの地元の方々で賑わっています。定番はしらす丼、イベントで供されたワタリガニのスープカレー、ヒラメのフィッシュバーガーも美味しかったですよ。

浪江町から常磐道に戻り、宮城県石巻にある震災遺構大川小学校に到着、夕日がおちるまえで新北上大橋のシルエットが綺麗です。

先程伺った請戸小学校と防災や避難の観点から比較される場所、全生徒数の7割、74人の生徒、10人の教職員が尊い命をなくされた小学校で、、避難させる、する、誘導と判断が適切にできなかったことが原因と言われています。

北上川を遡上した津波が、大川小学校を襲い、校庭付近で濁流の渦が巻いていたそうです。

夕刻前、宿泊先の高倉荘に到着、さっそく夕食となります。

流石にお腹がすきましたね。

明日にそなえ、、「いただきま~す」                        続く