第67回フェローズウィル南三陸ボランティアツアー その1 連休前の4月28日。震災後7回目の連休を迎えるボランティアツアーが催行されました。あれから7年、被災地の方々同様復旧・復興に向けた不休の活動を続けています。たかが月一回のツアーかもしれません、しかし目に見える活動に隠れた掲載の管理、活動前の準備、段取り、そして活動後続けているブログの数々はゆうに1か月以上の時を必要とするものです。誰にも評価されないこの裏方の仕事が大事ですね。 東京、鍛冶橋駐車場前をバスは出発します、丸の内北口を経由し、首高速道路から常磐道へと進みます。う上りの混雑をよそに、順調に進みます。

IMG_1658 IMG_1659世の中、大型連休の連呼、連呼。やれ海外旅行は、国内旅行はとの報道をよそに、「困っているひとに寄り添う」為、無償の奉仕の為被災地に向かう参加者さん達。自分が良ければとの思いが蔓延する、この世の中。自分より他人の為と生きることができる人達は悲しいかな少なく、自分の意志と足で、被災地という現場に向える人達は真の意味での心豊かな方々なんだろうなとつくづく思います。IMG_1660バスはAKBバス。笑 IMG_9029あの津波から7年目の富岡駅前にある住宅跡、まだ傷いえぬ光景です。IMG_9030天気は良く、道々には桜や花々が咲き、春一杯です。「なんでこうなっちゃったんだろう」と物言わぬ光景がそう言っているようでした。毎月この光景の移り変わりを見てきました、悲しいかな1か月前の光景が思い浮かばないのです、記憶とは儚いものです。忘れてはいけないものは心のアルバムに大事に留めておく必要ありますね。ブログを毎月書き込むこの行為もその一つの手段なんです。絵を描くのと同じで、その時の風景、風や気温、情景を思いな浮かべながらブログを書くことで、何かを留め置くことができるようなのです。IMG_9031IMG_1661南相馬鹿島SAでいつものように、昼食。平日なのですこし空いていました。IMG_1662河北ICで降りたところにある、上品の郷で毎回お花を購入し、大川小学校跡で献花と焼香をさせて頂いています。IMG_1663チューリップが綺麗に咲いています。参加者さん達は毎回、献花・焼香場で手を合わせ、犠牲になられた方々を想います。私達のツアーの目的の一つは「現実と真実を見て感じて頂く」事です。初めての方もリピーターさんも手を合わせる事で何かを感じて頂いていると思うのです。IMG_1664連休前、静かな大川小学校です。「わすれないでね~」、この地に佇む者にしか解らない心の声を感じます。IMG_1665バスは大川小学校を後に南三陸町に向け走ります。オーストラリアからお見えのSご夫妻を歌津寄木漁港でピックアップし、宿泊先の高倉荘に向かいます。明日の合流に合わせDVD観賞は翌日とし、今日は夕食後、ゆっくりとして頂きます。 朝です。IMG_1666活動日和です。我らが歌津ロッジ「縁」を出発し、高倉荘に向かいます。*「縁」とは私達が活動の経費を抑えるために漁師さんからお借りしている現地拠点です。・・・ステイしてみたい人はinfo@fellows-will.jp迄連絡してください。 1日目 オマケ写真IMG_9041富岡駅前の線路は撤去され新しい線路が敷設されています、近々電車が7年ぶりに帰ってくるのでしょう。一部避難解除された富岡町。避難指示・帰還困難指定場所がまだまだ多く残る町、その地面は100μsv/h、野生、野生化した動物達が彷徨う町であることを忘れないで。IMG_9042震災後、初めて見る電車。広野町で、、IMG_1667すぐ側には汚染物が詰められた、途方もないほどの数のフレコンバックが積み上げられています。この両方の光景が当たり前のようにならない事を望むばかりです。 続く