第3回フェローズウィル3・11追悼ツアー 2
フェローズウィル追悼ツアー その2
浪江町の訪問を終え、宮城県南部の山元町を訪れます。待ち合わせの「夢いちごの郷」では、フェローズのスタッフS・Iさんが私たちを出迎えてくれました、そして現地集合の参加者I・Yさんもここから同乗です。資料を手に参加者さん達は本日の「語り部」S・Iさんの説明に聞き入ります。住民の方々の意向とは違う町の復興計画や、自宅の直ぐそばで嵩上げ工事が始り、将来低い場所となる自宅への土砂流入の懸念があることなど現地の方にしかわからない事などの話を聞きながら、坂本小学校へ到着です。マグネット付の写真を利用した説明、これは良いアイディアです。小学校二階上部に、津波波高のプレートが貼られています。風が強いのには訳がありました、海岸にあった沢山の松林(防風林)が津波でなぎ倒され、その為風が海から直接吹き込んでくるようになったとの事。写真は左から参加者S・Tさん、N・Nさん、E・Nさんです。学校のそとの更地に一本樹齢400年の大きな木が津波に耐え残っています、その木には沢山の「黄色いハンカチ」が飾られています。町の方々が沢山来て頂いたボランティアさん達への御礼にとはじめた「幸せの黄色いハンカチプロジェクト」だそうです。このようなハンカチが町のあちらこちらで旗めいています。バスに乗り込み、津波で流された坂本駅に到着です、駅はなくなりホームだけが残っています。写真は震災直後の坂本駅です。解体されて、ホームのみが残っています。写真右側が下り仙台方面で左が上り東京方面との事。待ち合わせ場所でS・Iさんとお別れし、バスは南三陸町へと向かいます。宿泊先の漁家民宿やすらぎさんで、美味しい夕食を頂き、懇親を重ね、朝を迎えました。昨年も、一昨年もそしてあの時も「雪」が降っていました。2015・3・11も雪でした。簡単に朝のブリーフィングを終え、バスは石巻大川小学校へ向かいます。その前に集合写真です、やすらぎのお父さん、お母さん、若社長有り難うございました。
写真前右からk・Sさん、最年少M・Tさん、若社長、お父さん、以前HISのツアーでご一緒だったH・Nさん、A・Mさん 二列目右からI・Yさん、昨年も追悼ツアーに来られたN・Nさん、お母さん、A・Sさん、Y・Kさん、関西から来られたM・Sさん、K・Sさん、後方右からT・Nさん、T・Hさん、Y・Yさん、Y・Hさん、後ろS・TさんY・Iさん、手前A・Nさん、H・Tさん、A・Aさん、R・Fさん、E・Nさん、K・Iさん、シンガポールからセリーンさん。(長々とすいません)
大川小学校、地区住民のアンケート調査の結果は「遺構保存」となったようです。この模様は度々TV等で放映されています。沢山の生徒さんの命を奪った津波と当時の避難誘導の在り方について学校側とご遺族との間にある禍根を残す小学校ですが、その失われた命を追悼する場所として残したいとの想いでしょうか。途中の道の駅で、お花を購入し参加者さん達に手向けて頂きました。最年少M・Tさんはこの日の為にと学校の制服を持参し着用して参加してくれました。参加者全員でお焼香と献花です。
続く