第10回フェローズウィル南三陸ボランティアツアー ①
第10回フェローズウィルボランティアツアー その1
新春 第一回目のボランティアツアーを催行致しました。お正月明け皆様お忙しいところ、関東は勿論の事,大阪・そして三重からの参加もあり催行となりました。
今回は南三陸起業支援の一環である、南三陸あったらもんの収穫と出荷作業そして仮設住宅在住者への健康よろず相談会です。最初に訪れたのは宮城県名取市閖上です。色々諸問題もあり復興のつち音が未だ聞こえてこない町です、地区にある日和山(追悼の場所)にたちより焼香をして頂きました。高台から見える光景は人の気配がなく、今被災地にいくと必ず出会うダンプカーも殆ど見受けられず、津波でかろうじて倒壊を免れた建物が点々と残っているだけです。(写真は蒲鉾工場跡・・最上階に避難された方々は津波から逃れることができたそうです)ここは仙台空港のそばで、遠くに飛行機が見えます。次に訪れたのは老人ホーム「うらやす」30数名が命を落とされた平屋の施設、一階の中段程の所まで津波で浸水し(この辺りの波高は7~8メートル)打ち抜かれた窓や施設内を視察させて頂きます。(カメラ片手の参加者Hさん)施設内に設けられた、焼香台で手を合わせ施設に入ります。(写真手前から参加者Nさん、Hさん、Bさん、Fさんです)石巻を過ぎ、河北インターで降り、大川小学校へ、いつもの行程です。とかく光のあたるとこにだけスポットがあたり、ややもすると明るいところに支援と称した善意が集中しすぎの昨今、「忘れてはならない」ことが疎かにされている事を感じずにはいられません。
https://www.youtube.com/watch?v=bn24CJTMu6E&feature=player_detailpage
心の傷や痛みを癒すことができるのは多くの皆様の「想いや寄り添い」でしかないと思います・・・。北上川を遡り、追波湾に近づくと対岸に沢山のクレーンが見えます、土壌改良・嵩上げの工事です。(ここには人はもう住めないんですけど・・復興と銘打った工事は容赦なく、人々の思い出や土地を埋め尽くします)
さて、南三陸に入り、名勝「神割崎」で暫しの休憩今夜の宿泊先歌津・泊浜にある「高倉荘」に到着、関西から仙台経由で参加された方々を歌津でお待ちし全員集合です。美味しい地元の食事を頂くのもツアーの楽しみの一つです、今晩は旬の鱈汁が大きなどんぶりで出てきました、出汁の美味しい事・・あんころ餅もついてます!!
食事の後は交流懇親会がはじまり夜も更けます・・ここ高倉荘は朝日が見える高台に位置しており、いつも素晴らしい南三陸の朝焼け、そして朝日を見る事ができます。
出発前玄関前でブリーフィングこれから活動担当場所へ移動です。 続く