第2回フェローズ・ウィルボランティアツアー①
第二回フェローズ・ウィルボランティアツアー①
連休5月3~5日 第二回フェローズウィルボランティアツアーが催行されました、通算30回目のツアーです。
先ずは集合写真から・・・
震災から三年ともうすぐ二か月、初めて被災地を訪れる方々が約7割、そしてツアー始まって以来の参加者さん達の数44名・スタッフ4名・ドライバーさん1名の大所帯、東京をバス二台で出発、連休中の拘束道路を一路南三陸町へ向かいます。
先ずはじめに・・・
被災地を訪れ、忘れてはならないその現実を自分の目で、そしてご夫婦で、親子で感じたいと思う方々がこんなに沢山いらっしゃることに支援活動をする者として感謝申し上げます。
やはり、連休中・・常磐道へと続く道路は渋滞中、多少の遅れを予想していたのである程度予想通りに南三陸町に到着
戸倉中学校跡(3月15日にて廃校)視察、高台から見下ろす海と戸倉集落跡(今は何も残ってはいません)自分の目線で津波の高さと恐ろしさを体感できる、数少ない場所です。
宿泊先の高倉荘に到着、夕食を摂り翌日のブリーフィングを行い、朝を迎えました。
いつも参加者さんは積極的におさんどんの手伝いをして下さいます。
今回は参加者さんの数が多いため三班に分け活動することとしました。
① 小野花匠園にて農作業の活動
② 寄木漁港にて漁業支援の活動&入谷にて菊芋の種芋
植え
③ 泊浜漁港にて漁業支援の活動
小野花匠園は震災直後、いち早く前を向いて進まれてこられた方々です。今は菊の花はもとより、トマト・イチゴの栽培を手掛けており、人手は現地の方々の雇用と、ボランティアさん達の活用で賄う等新たな事業の草分け的存在です。
作業前、小野社長から震災後のお話をお聞かせ頂き、色々ご苦労があったこと
そしてこれからの事業に向けての想いが伝わりました・・・さて作業開始です。
今回も女性の方々が多く、7割近くの参加となりました。もちろん男性陣も健在です。活動後小野社長を囲んで記念写真です。(帽子でVサインしてる方が小野社長です)
泊浜は泊崎(歌津崎)の先端近くにある漁港です、(泊⇒止まり)この先には何もないよという
この地形にちなんだ地名になっています。
当日は前夜からの風のせいで出航する船がなく地区の作業小屋内での後片づけ、ワカメの芯抜き、清掃作業
それとこの浜在住のMさん宅跡にある作業小屋の片づけです。(震災後全く手つかずの状態でやっと漁に出ようかとの気持ちになってきたようです)小屋の中は瓦礫・道具・等々で手が付けられない状態でしたが、皆さんの汗のお蔭で元の使える小屋に復活する事が出来ました。漁師Mさん、これから海で良い仕事して下さい。 小屋の中に詰まっていた瓦礫・・椅子・テーブル・ブランコ 流されて何もないMさん宅跡に小さな休憩室を作ってみました。(要注:手前右の椅子は足が一本足りません笑)
地区作業小屋では皆さん塩だらけになってワカメ刈取り・塩蔵で使っていた道具の片づけです。
お昼のお弁当を各作業小屋で頂き、午後からはワカメの芯抜き作業です。
昼の休憩時間、船着き場に皆を連れて行ったMさん・・海を覗くとウニが沢山岩についています。
「ちょと密漁ね」と言いながら殻付ウニの試食会です。 (緑のTシャツ姿・・密漁者です)続く