第2回音楽キャラバン①
HPの「お知らせ」にも投稿しましたが、
8月2日(金)と3日(土)の2日間にわたり、第2回音楽キャラバンを開催しました。
※1回目の様子はこちらから。
今回の会場は歌津地区にある砂浜(寄木)仮設住宅と
志津川地区にある志津川中学校仮設住宅です。
そして、演奏して頂くのは音楽キャラバンだけではなく、
『3.11追悼音楽会』でもご協力頂いたビン笛合奏団Laマーズさんです。
今回もお忙しい中、スケジュールを調整して来て下さいました。
(有難うございます!!)
「折角南三陸町に来て頂くのなら是非この方のお話を聞いて頂きたい!!」
という事で、この方・・・
※2011.8撮影
南三陸町社会福祉協議会の猪又事務局長(南三陸町災害ボランティア・センター長兼任)の
お話を伺う為、事務所があるベイサイドアリーナで待ち合わせです。
皆さんと無事合流し、事務所で局長のお話を伺いました。
局長が話される内容はデータや数字に基づいているので、客観的かつ具体的です。
無駄なく進む説明の中で、時折、局長の想いが言葉に表れます。
「誰かを助けようなどと思わなくていいから、先ずは自分が助かろうとして下さい。」
「生き残って下さい。生き残ったら復興に尽力して下さい。それは生き残った人にしか出来ない事なんです。」
局長のこの言葉は、ご自身も被災し、
辛く、過酷な体験をされたからこそ出る強い想いの表れと(勝手に)推測しています。
思っていても口には出来ない言葉があります。
外部の人間である私達が決して言えない想いの1つであるこの言葉を
誰かに言って欲しい、皆に伝えて欲しいと思っていました。
「1人でも多く助かって欲しい」
猪又局長の強い想いと願いが1人でも多くの方に伝わる事を願い、
少しでも役に立てればと思います。
お話が終わった後も、当時の支援イベントの話などで盛り上がっていました。
事務所から出た後、一緒に記念撮影しました。
皆さんとても素敵な笑顔です。そして・・
猪又局長はやはりひと際存在感があります。
明日明後日の演奏会にお誘いしたのですが、
局長はじめ皆さんお忙しいので(行くのは)難しいとの事で、
Laマーズさんの提案で急きょボランティア・センターで演奏会を行う事になりました。
猪又局長から『ふるさと』のリクエストが入り、
足りないビンの代わりに歌を付けて演奏しました。
震災後、聞く機会が増えた『ふるさと』。
ビン笛で奏でるといつもより気持ちにじんわり入ってくる気がします。
この日の最後は宿泊先の漁家民宿やすらぎで記念撮影。
皆さん、移動お疲れ様でした。
明日から2日間宜しくお願いします!!
ということで、続きます。