南三陸ワイナリー支援ボランティアツアー③
おはようございます。前日よりは少し空が明るくほっとします。
今朝もしっかり朝ごはんを頂き午前中の作業に備えます。昨日と同様8時頃ワイナリーに向けて高倉荘を出発です。高倉荘のみなさん、次回もよろしくお願いいたします。
作業開始時間より早く志津川に到着したので、上山八幡宮に立ち寄りお参りします。
フェローズのツアーバスに気が付かれた禰宜の工藤真弓さんが、外に出て来て下さいました。
鎌倉時代から続いている上山八幡宮さん。もともと西の山のふもとにあった社殿は町の中心街(八幡町)にお引越し、300年程鎮座していましたが、昭和35年のチリ地震津波で拝殿並びに社務所は浸水して境内の樹木も被害を受けたそうです。その後、昭和45年に東の山(上の山)に一晩でお引越しをしました。そのお蔭で東日本大震災の際には大きな被害は免れました。
〇境内には東日本大震災の時に津波が到達した「波来の地」の石碑があります。震災の犠牲となられた方々の鎮魂と慰霊の意が込められています。
禰宜の工藤さんにご挨拶をして、ワイナリー作業に向かいます。出発時間もあるのであまり作業時間が有りませんが、出来る限りお手伝いしたいと思います。昨年も行った海中にワインを沈める際に使うカゴ掃除を行います。カゴについたフジツボや貝などをある程度手作業で取り除き、あとは水圧で一気に落としていきます。このカゴを用いて約8か月間、志津川湾の海中で熟成させるワインは熟成が早まり、よりまろやかな旨みが出てタンニンなども穏やかになり美味しいそうです。皆さんぜひ南三陸ワイナリーさんのサイトをのぞいてみてくださいね。

ワイナリー裏手の除草作業も行って約2時間ほどで作業を終え南三陸ワイナリーさんをあとにします。収穫作業から仕込み、そのほか様々な工程によりおいしいワインがうまれます。南三陸を盛り上げようという代表の佐々木さん、スタッフの皆さんの思いや取り組みをこれからも応援したいです。

東京へ戻る前に震災遺構 石巻市大川小学校の見学に行きます。
ご存じの方も多いと思いますが、2011年の3月11日 川から陸へと8mを超える津波がこちらの大川小学校を襲いました。児童74名、教職員10名が犠牲になりました。(大川地区全体では418名が津波の犠牲になりました)〇〇名が犠牲となりましたと人数を事実として記載していますが、皆さん当たり前の日常があり、これからのそれぞれの人生が広がっていたはずです。
この惨事が起きた事実・理由を知りたいというご遺族の切なる願いに対し行政の対応には誠意が感じられず、ご遺族が真実を求めて石巻市と宮城県を被告にして国家賠償請求の裁判を起こします。2019年に最高裁が市と県の上告を退け「学校の防災体制に不備があった」という仙台高裁の判決が確定しました。
画期的な判決と新聞等で報じられますが、”「なぜ?」というご遺族の疑問はまだ解明されず”と、ある記事で読みました。物理的な復興も相当な時間・金銭的なものが必要ですが、いかに心の復興が難しいかも考えさせられる記事です。
大川小学校を見学後、途中上品の里でお昼休憩をとってバスで東京への帰路につきます。初日は雨天での運転、2日目のワイナリー作業も朝から夕方までずっと対応して下さったドライバーさん。帰りも長時間ですがどうぞよろしくお願いいたします。
〇上品の里で「本家石巻焼きそば」のお店が出ていました。おいしそうな香りにつられて頂きます^^
帰りのバスの中で参加者さんに大川小学校見学の感想を伺いました。犠牲になられた親御さんの言葉をご覧になり、「息子と同じ年のお子さんで。朝に行ってらっしゃいと見送ったはずなのに、突然大切な人がいなくなり、その無念な思いを・子供を返して!という思いを何処にぶつければいいのか…。胸が苦しくなりました」と言葉を詰まらせながらお話して下さいました。今回初めてツアーに参加くださった方は、震災遺構に訪れたのも初めてで、被害状況を一つ一つ見れる貴重な体験でしたと。震災後気になってはいたもののなかなか被災地には赴けず、何か被災地支援する活動が無いかを検索されてフェローズウィルのツアーにたどり着いたそうです。記載している当人もそうですが、気になっていてもその一歩が踏み出せず、ボランティアとは難しいものという意識の方もまだいると思いますが、今回の方のように参加して下さって、ツアー以外でも被災地や東北と繋がりを持つきっかけとなれたらうれしいです。そのためにもまた2026年も活動が続けられればと思います。
余談ですが先日、大川小学校の津波被害で大切なお子さんを失った親御さんのインタビューをテレビで拝見しました。東京の大学で今年も講演活動を続けておられるそうです。学生さんたちに「そこまで逃げるのかというくらいの大げさな避難行動をとる意識を持ち続けてください。命を守る備えを」と。
3連休の最終日でしたが、大きな道路混雑にもあわず、ドライバーさんの調整でほぼ時間通り無事に東京駅に到着しました。今回も安全運行で本当にありがとうございます。雨の中のドライブでことさらお疲れのことと思います。
今ツアーは参加者さんもお二人でこじんまりしたツアーになりました。その分、福島ー山元町 中浜小学校ー石巻市 大川小学校と、震災の教訓を身近に感じられるようなツアーになったことはとても良かったと思います。主にワカメとめかぶの時期にご参加下さっている参加者さんがワイナリー支援を初めて体験できてよかったと仰っていました。ワイナリー支援に参加されたことのないリピーターの皆さんも、是非ワイナリー支援にご参加ご検討頂きたいと思います。
完。




















