南三陸漁業支援・BBQ交流会ボランティアツアー ②

おはようございます。ながしず荘さんのお部屋から見える朝焼けです。

作業に向けてしっかり朝食をいただきます。朝からおいしいごはんをありがとうございます!

朝食を終えながしず荘さんから徒歩5分ほどのところにある❝たみこの海ぱっく❞ 代表の阿部民子さんの作業小屋に向います。体感温度はすでに30度越えている気がします。お天気に恵まれるのは大変ありがたいことなのですが、南三陸でこの暑さは体に堪えます。(後日、過去気温データを検索したところ戸倉、志津川界隈は最高気温35度を超えていました。) この暑さのため今年漁師さんたちは早朝4時頃から休憩を挟んで午前中に作業を集中させているそうです。以前の気温ならもう少し長時間作業ができたでしょう。南三陸に限ったことではないかと思いますが、この暑さでは仕事時間を調整せざるを得ません。

そんな豊かで厳しい自然の傍で生きておられる漁師さんたちのお手伝いが少しでもはかどるように8時過ぎ作業開始です。阿部民子さんの息子さんより作業のレクチャーを受けます。牡蠣養殖の❝種付❞に使うホタテ貝殻原盤づくりが今回の主な作業です。ホタテ貝の殻に穴をあけて針金でつなぎ、それを海に沈めると牡蠣の稚貝が付きます。ご存じの方も多いと思いますが、南三陸町は世界でも大変珍しい山(森)の FSC、海の ASC、湿地のラムサール条約の3つの認証を取得している町です。2011年震災以降、何もかも流され牡蠣養殖が盛んな海から元の海に戻ってしまったことを機に、牡蠣の養殖を生業としていた漁師さんたちが、牡蠣の養殖用いかだの数をそれまでの3分の1に減らす決断をしたそうです。大幅に収入が減ることを覚悟で「継続可能な牡蠣養殖」を実現するための大きな決断。数を減らしたことでのびのびと美味しい牡蠣に育つための環境が徐々に整い、2016年日本国内で初めて「責任ある養殖により生産された水産物」としてASC認証を取得。大きな決断・努力が実を結んだ瞬間ですね。

〇先切り金づちでホタテの貝殻真ん中あたりに穴をあける作業

〇穴をあけたホタテの貝殻を針金に通していく作業

今回、小屋の外でホタテ貝の穴をあける作業場所ではブルーシートで日差しを遮ってくださっていたので直接陽が当たらず作業ができました。とは言ってもこの気温です。こまめに水分補給をしておおよそ20分毎に休憩をとりながら作業をしていきます。ついつい夢中になってしまいがちですが、作業を円滑に進める上でも手を止めてまめに休憩をとることが大切です。参加者さん各々飲み物持参で作業場所に伺っていますが、民子さんがきんきんに冷えた麦茶用意したから!と、みんなで冷えた麦茶を頂きクールダウンできました。民子さんのお気遣いに感謝です。(余談ですが、今回代表がお宿のお母さん(おかみさん)に梅干しのご用意をお願いしていて、この梅干しに助けられました。塩タブレットもいいですが暑さ対策に梅干しパワーはすごいです。)

〇炎天下での浮き玉掃除。相当体力を消耗したと思います。ほんとうにお疲れ様です!

区切りのいいところで午前の作業を中断してお昼ご飯をとります。ながしず荘さんにお弁当をご用意いただきました。暑さで若干食欲が落ちていますが、から揚げとゆかりおにぎりが入ったお弁当でエネルギーを補充します。そして民子さんよりカキ汁の差し入れもいただきました。この時期にこんなおいしい牡蠣をいただけるなんて・・・大きくて栄養満点!とてもおいしいカキ汁ごちそうさまです。

〇ちょうどウニの開口だったそうで、阿部徳治さん(民子さん ご主人)のご厚意で「皆さんで食べてください」と用意してくださっていました。贅沢です・・・。

午後は戸倉で原盤作りの続きと、寄木漁港での交流会準備と2班にわかれて作業を行います。原盤作り班は、交流会準備に加わるため14時30分過ぎ終了を目標に急ピッチで作業を進めます。午前中からの作業で参加者の皆さん慣れた手つきで進めていらっしゃいました。(皆さん習得が早いです!)

〇寄木漁港では交流会の準備中

戸倉での原盤作り班は途中スーパーでBBQ食材を購入し、交流会を行う寄木漁港へ。準備中の班と合流して17時開始に間に合うよう準備を進めます。

お声がけしていた漁師さんたちがいらしてBBQ交流会開始です。漁師さんたちの「ボランティアさん達へ感謝の意を伝えたい」「一緒にBBQ等が出来たらいいですね」等の声を頂戴してコロナ禍明けから始めた交流会ですが、この交流会を通して参加者さんたちと地元の方と親睦を深めて頂き南三陸をより好きになってもらえたら・ボランティアツアーも含めてまた南三陸に足を運んで頂けるきっかけになれば、という願いも込めて開催しています。

今年の交流会はフェローズウィル代表がボランティアツアーを卒業することもあり、数年ぶりに漁師さんのお父さん(親しみをこめて皆さん❝じいちゃん❞と呼んでいます)が顔を出してくださったり、お世話になっている漁師さんのお孫さんを連れてきてくださったり和やかな場になりました。リピーターさんが数年ぶりのじいちゃんとの再会に喜んでおられたり、こうした交流は初めての参加者さんも積極的に会話の輪に入っておられて楽しいひと時でした。また、今回は戸倉の漁師さんご夫婦が参加してくださいました。同じ南三陸でも地区が異なる漁師さん同士で交流することは中々無いそうで、漁師さん同士の交流もはかれたようです。

〇代表卒業記念に漁師さんの奥様が作ってくださったケーキです。

参加者の皆さんと地元の漁師さん・今年は他漁港の漁師さん同士の交流など、作業とは別の形で「つながり」の機会を設ける事が出来ましたこと、皆さんのお気持ちやご協力なくしてはできないことです。BBQ道具の手配・準備をしてくださった地元の漁師さんたちには改めてありがとうございます。(次回も何卒よろしくお願い致します笑) 皆さんご都合をつけて顔を出して頂けるだけで大変嬉しいのですが、色々差し入れをくださってそういったお気遣いにも感謝です。都合が合わなかった漁師さんもいらして今回残念ながらお会いできなかったのですが、次回はぜひお会い出来たらと思います。

19時には終了する予定がお話がはずんですっかり辺りが暗くなってしまいました。片付けをして今晩お世話になる高倉荘さんに向かいます。片付けの際も地元の漁師さんたちにご協力いただきました。何から何までありがとうございます。

予定より遅く高倉荘到着になってしまいました・・・。高倉荘のお父さん、お母さん遅くにすみません。今回もお世話になります。高倉荘名物のお腹いっぱいのお夕食写真が無いと少し寂しい気がしますね。そんな方はぜひ次回以降のツアーご参加ご検討ください。

---交流会を開くと漁師さんたちが各々海のもの等を差し入れをして下さり皆で美味しくいただくのですが、今年は近年の海の状況による貝毒(海水温上昇でプランクトンが増えすぎる等)で、食材が無いかもしれないと伺っていたこともあり、お肉・野菜を多く用意しすぎてしまいました。(BBQの準備をしてくださった漁師さんたちご家族へのお土産になりました) 食品ロス・紛争地域での飢餓のことを考えますと今回の反省点です。

3日目に続く。

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