南三陸漁業支援:ワカメ収穫ボランティアツアー②
活動二日目は、極寒ながら良い天気、ワカメ収穫のメカブ削ぎには絶好の天候です。
この朝焼けも、この民宿の見所のひとつ。
朝食を頂き
お日様を背に受けて、さあ港に向けて出発します。
これがワカメの全容です、スーパーで販売されるまで、沢山の工程が必要とされます、その工程にはたくさんの「人手」が必要で、私たちは「手」をお貸しすることで応援をさせて頂いています。午前中のお仕事「メカブ削ぎは」は写真上部にある「メカブ」(電線の碍子のような丸い部分)を茎から削ぎ落していく作業です。その間漁師さん達はメカブの下にある「葉」の部分を港に設置された釜をつかって湯通しします。(この光景は春を告げる風物詩です)
番重(青い籠)に山盛り摘まれたメカブを淡々と削いでいきます、そのメカブがボイルされ刻まれ、味付けされて皆さんのお近くにあるスーパーで販売されるのです。
これは参加者さんの特権、生のメカブを釜に突っ込み、緑色に変わったら、そのままパクリ、フコイダン満載です。
ご夫婦で参加して下さる方、お友達同士で参加されるかた、仙台から参加される方、皆さん初めての出会いでも同じ作業を黙々とすることによって一種の連帯感がうまれ、旧知の間柄のように変わっていきます、これもこの活動の魅力です。
作業を始める前に、作業指導を行います、これもベテランリピーターさんが「ワカメとは海藻?or海草?」という問いかけを交え、初めての方々にくわしく説明します。(頼りになります、、感謝)
昼食時、漁師さんから「牡蠣汁」を振る舞って頂きます、これが美味しい。
爺ちゃんが牡蠣剥き(牡蠣剥きチャンピオンになったことがあるそうです)後ろにはお孫さんとお嫁さん、良い光景です。
この時期、参加される方々は美味しい牡蠣汁を頂けるかも、、地元の方々の心遣いが有難い。
さあ、午後の活動です、浜でボイルされたワカメは塩蔵され、水切りされます、そのワカメを今度は芯抜きします、その芯抜き前のお手伝い、芯抜きしやすいようにワカメを束に揃えて行きます。 芯は「茎」として加工され食卓に並びます。
当団体のベテランリピーターさんは、現地の方々と一緒に作業が出来るのです(ワカメ出荷の基準は重量なので、極力多くの葉を残し、劣化した部分があれば判断し、切り取ることが出来るスキルが必要です)
こちらでは、芯抜きしたワカメをグラムで仕訳し、袋詰めしていきます。
この一連の作業を午前、午後に分けて行います。
夕方前、作業が一段落し、志津川地区にあるさんさん商店街でお買い物タイムです。
こんなご夫婦の光景も良いですね、、、雪が残る商店街です。
今夜の夕食も豪華版、昨日はこのご膳にどんこ汁、今夜は鱈汁つきです。
今日も一日笑顔があふれる活動でした。 続く