第87回南三陸ボランティアツアー:ワカメ収穫補助漁業支援活動  4月  ①

第87回 フェローズウィル南三陸ボランティアツアー その1

平成最後のボランティアツアーが4月27~29日で催行されました、世の中10連休で大騒ぎ、にも関わらず「東北へ行ってみたい」「今の被災地を見てみたい」「婆ちゃん、爺ちゃんどうしてるかな」「さあ~メカブ削ぎだ」、、色々な想いをもって参加して下さった多くの方々に感謝、スタッフ含め25名の参加となりました。IMG_2791雨天の合間をぬって東京駅を出発、一路南三陸を目指し、常磐道をいつものように北上します。

IMG_2793初めて参加の親子連れ、毎年この時期参加してくださるリピーターさん、そしてベテランの方々の想いを詰めバスは現地に向かいます。

IMG_2795昨年の今頃通った道、今年も変わってはいません。もちろんJヴィレッジが再開したり、駅が開通したり、避難解除が進んだりという明るいニュースは目に耳にはいってきます、でも帰還され故郷へ帰られた方々が全人口の3%~9%に過ぎない町も多くあるのです。

IMG_2798放射能からの避難、その直後から立ち入り禁止のフェンスが敷かれ、帰らぬ街はいまもこの通りです。

IMG_2799道路脇にあった事業所も8年間の時が流れ朽ち果てたまま。来年、東京ではオリンピックが開催されます、その東京からたったの3~4時間の場所に帰還困難区域があるのです、オリンピックの聖火ランナーは福島から出発するそうです、早く希望の灯がこの地に還ることを祈ります。

IMG_2803大熊町付近の国道6号線、国道から町内に入ることは高放射能地域の為、許されていません。冷たいフェンスが人の営みを遮っています。

IMG_2950浪江町、一部避難解除された町ですが、帰還された方々は人口の3%、900人です。毎年訪れるこの地、自然の営みは何も変わることなく繰り返されます、黄色の菜の花畑が道路脇に拡がります。

常磐道:新地~山元間通行止め!! ありゃりゃ、これは大変、昼食後また6号線に戻って北上するしかないですね。IMG_2805南相馬鹿島SA入口も迂回、事故解除休憩する車でこの通り。

IMG_2809NPO法人ボランティアサポートさいたまさんのバス、ドライバーさんは藪下さん、いつも有り難うございます。         私達のボランティア活動を支えて頂いています。IMG_2807SAの「しみてん」売店、閉鎖してます、貼り紙を見てみると、どうやら「倒産」、、結構ファンが多かったのに、人からの情報では「風評被害」が一因であったと、、残念で、悔しい。 国内の風評、海外の風評、どんなに保証があってもその被害は猛烈に現地の方々の生活を脅かし、破壊しているのです。

IMG_2810お客様が沢山集まるSAや観光地の華やかさ、子供の日にちなんだ鯉のぼりが風に揺らいでいます、先ほどの光景、そして倒産の張り紙、明るさとその影が交錯する、この地です。

IMG_2812さて、新地で6号線に戻り、山元インタ―を目指します。

IMG_2815この頃、現地集合組の方々4名Nさん、Eさん、Gさん、Mさんは山元町にある「田園」でほっき飯食しておられたそうで「渋滞大変でした~」の情報。

通行止めを回避し、常磐道に戻り、バスは三陸道経由で石巻大川小学校へ

FullSizeRender寒く、冷たい雨、献花と焼香を行い、校内跡へと進みます。FullSizeRender1いつも訪れる場所、こちらでHご夫妻と合流、東京からお車でいらして下さいました。IMG_2816手をあわせ、想いを伝え、、これから南三陸に向かいます。

南三陸の戸倉で起業した阿部たみ子さんの工房を訪ね、当時のお話、今のお話を伺います。IMG_2821皆さん買い物もして下さって、有り難うございました。

IMG_2830さて、早朝からの長旅もそろそろ終盤、さんさん商店街でお二人をピックアップし、今日の宿泊先、高倉荘に向かいます。

みなさんお疲れ様でした。IMG_2822疲れは美味しい食事で癒してください。

IMG_2863明日の活動に備え早めの就寝を!!IMG_2862続く

 

 

 

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