フェローズウィル第80回南三陸漁業支援ボランティアツアー その1
第80回南三陸漁業支援ボランティアツアー 4月28日~30日 ①
震災後、もう8回目の大型連休を迎えます、この時期に行うメカブ削ぎを楽しみに参加してくださる方々、もう何年振りかしらと参加して下さる方、初めて参加される方々、皆様の想いを乗せバスは常磐道を経由して南三陸町に向かいます。ボランティアの活動内容や意味が時の流れとともに変わっていますが、変わらないものがあります、それはかの地を想う多くの方々の心です。
連休最初の休日ですが、そんなに渋滞はないようです。運転は、ボランティアサポートさいたまの薮下さん、ベテランです。バスは常磐道を北上、福島の原発被災地に入ります。
もう、殆ど放送されない光景、記事にもならない現実がここにあります。うず高く積まれた放射性物質を詰め込んだフレコンバックの山々、何万、何十万、何百万個以上のフレコンバックが福島県内に仮置きされています。もちろん放射線を出し続けています。多分、いや間違いなく何十年後もそれは消えることはありません。(広野町の沿岸部にある仮置き場)道路わきの住宅には立ち入り禁止のフェンスが張られたままです。(双葉町~大熊町間)
*震災前、災害時の避難場所は原発施設と設定されていました、それだけ絶対安全の場所として指定されていたのです。南相馬鹿島SAにて昼食、晴天雲一つなし。 震災関連死数、福島県は直接死数を上回り宮城、岩手県の二倍だという事、ご存知でしょうか? そしてそれは増え続けているのです。東京から車でたった3~4時間の距離、そこに知られていない現実があるんです。
石巻の大川小学校を訪問、視察し献花、焼香させて頂きます。先日、仙台高裁にてご遺族が原告、県や市を被告とした控訴審が行われ、二審判決で原告が勝訴しました。色々なことやたらればもあったのでしょう、私見は控えます。ただ、あの日多くの小さな命や職員の命が失われたのは事実です。焼香と献花を行います。校内跡を視察します。
さて、視察を終え、南三陸に向かいます。
神割崎をすぎてすぐ、阿部たみ子さんの工房があり、立ち寄ってみました。紙芝居を使った説明はなかなか良かったです。私たちは販売会等で阿部さんを支援しています。Iターンで南三陸に移住したフェローズのIさんも交え、集合写真。ここからの景色もまた綺麗です。
さて、民宿にはゆっくりめの到着、早々に晩御飯です。相変わらずのボリュームです、今日は晴天のせいか、夜の空にはお月様が綺麗です。参加者さん撮影
続く