第68回GW南三陸漁業支援ボランティアツアー ②
第68回フェローズウィルボランティアツアー その2継続する活動の中で、挫けそうな事、悲しくなる事、虚しい事、悔しい事、怒りがこみ上げる事、いっぱい、いっぱいありました。これからもあるかもしれません。でも毎回訪れるたび、「また来てな」「ありがとな」と手を握る婆ちゃん、「あんたら来なくなったら淋しいだろな」って言う漁師さん、「あんたらとはここまできたら身内だかんな」と言ってくださる地元の方、「あんたらの為だったら精一杯協力するかんな」と笑ってくださる、名前も知らない、いつもの人。それと無数のエトセトラと物語。そして、これまでの参加者さん達の私達への励ましと、参加の感想を頂戴し、それぞれを糧にし、これからも前向いて淡々と寄り添います。
この南三陸の風景が元気をくれます!!今日も活動日和。本当に律儀に、しつこく毎回行っている、朝のブリーフィング。さあ、メカブ削ぎです。
泊浜にて幾つかの班に分かれ作業開始です。
無言で、おしゃべりしながら、時にはお茶っこ休憩し、作業は続きます。
こんなに沢山のメカブ、何方が召し上がるんでしょう、って思える位凄い量なんです。
さて、寄木漁港でもメカブ、メカブ。。
この作業、参加者さんの人気アイテムです。もう6年この作業をしていますが、手さばきは常連のリピーターさん達にはかないません。いつもなら、爺ちゃんから「メカブはいいから、たらの芽取ってこい」と命ぜられるのですが、今年は多少ガタがきていて、身体が言うことを聞いてくれなかったので、一時リタイヤとして来年のリベンジを誓います。笑
初めての参加者さんはこの量に驚くものです。
ツアー最年少、頑張って!!でもお母さんに「被災地に行ってみたい」ってお願いして、来てくれたんですね。ありがとう!!
親子でメカブ削ぎです。
さあ、追い込みです。
こんなに沢山収穫できました、人の手って偉大ですね。震災直後のあの瓦礫の山も、無数の「手」で片づける事ができ、今はその「手」で漁師さん達や仮設の婆ちゃん達の笑顔を作ることが出来るんです。
インフルエンザ明けの漁師Y・Hさん(写真左)も少しほっとしたでしょう。笑(もう若くはないんだから無理しないように)
さて、泊浜でも、いよいよ追い込みです。
削いだメカブを袋に詰めて出荷します。
この袋、重いんです、ご苦労様です。
早朝からの喧騒が、いつもの静寂に変わる頃、「さあ、船に乗ってみっか」と漁師さんが声を掛けて下さいます。そして作業が終了します。そして、「ありがとな」「助かったよ」の言葉を背に、、港を離れ、集合写真です。
参加して下さった方々本当にご苦労様でした、そしてありがとう。感謝!!またお逢いしましょう。 完