第14回ボランティア・ツアー②
登米市にある仮設住宅を出発し、
バスは真っ直ぐ宿泊先の高倉荘に向かいます。
到着後、宿のご主人自慢の料理が迎えてくれました。
本日は宿の名物にもなっている『どんこ汁』がふるまわれました。
※どんこ(正式名称 エゾアイナメ)
個体数が少ない為、地元でしか頂けない貴重な食材で、
お魚好きには堪らない一品です(^^)
翌朝。
出発前のブリーフィング。
本日は4班に分かれての作業となります。
1班・・・平成の森仮設住宅にある“カフェあづま~れ”での健康相談会。
今回で3度目(その様子はこちらから)となる
この相談会を担当して下さるのは看護師のTさんとKさんです。
お2人はこの支援の為に当団体のツアーに継続して参加して下さっています。
(Tさん、Kさんいつも有難うございます!!)
2班・・・漁家民宿やすらぎでの漁業関係の作業
3班・・・K・Mさんの漁師小屋の整地作業
4班(別名“女子班”)・・・K・Hさんの漁業網や浮き球のメンテナンス作業
突然ですが、
ツアー七不思議の一つ(嘘)として『AさんとIさんとやすらぎの縁』があります。
と、いうか今回新たに加えました(笑)
リピーターのAさんとIさんは何故か毎回やすらぎ班になってしまいます。
毎回やすらぎ班になるので、今回は違う班に組み入れてみたのですが、
その班の作業担当の方が体調不良となり、
作業自体がなくたった為、結局やすらぎ関係になってしまいました。
きっと、やすらぎとは何かしら“深い縁”があるのでしょうね・・・。
私達もAさんとIさんをやすらぎから引き離す事を諦めました(嘘)
※やすらぎ関係の作業をするAさんとIさん。
スタッフは基本的に各現場に1人いる様にしているのですが、
現場が多い時など、隙を見て各現場の状況を見に移動します。
そんな移動中、移動先で、時々“痕”を目にしたりします。
その現場付近では主人(船)のいなくなった『錨』と、
錆びた『(アワビの)開口鉤』が放置されていました。
顔を上げると高い無線塔が目に入ります。
歌津の寄木地区は土地の起伏が激しいので、
防災無線の声をより届きやすくする為でしょうか?
それとも“教訓”として考えた結果なのでしょうか?
K・Mさんの作業小屋の上には1本の大木が立っています。
その大木の上に1本の柱が引っ掛かっています。
「あれは俺んちの家の柱だよ・・・。」
何事もない様に話すK・Mさんの声が残ります。
続く。