2024年3月11日、東日本大震災から13年、私たちは2011年4月1日に現地入りしてその惨状を目の当たりにし、団体としての活動の必要性を感じ、同年12月22日内閣府の承認を頂き、団体としての活動を開始しました。

★Instagramはじめました!
https://www.instagram.com/fellows_will_20110311

本日の海は凪、ワカメ収穫の船が朝から、出漁しているようです、さあメカブ削ぎのお手伝いに向かいます。

今年は収穫間近に大きな時化が何回も到来し、ワカメの収穫に大きな被害がでています「もう居直るしかね~よ」と漁師さん達。

本当に収穫量が少ない、、特に早生種のワカメの被害が多くでています、漁師さん曰く宮城県だけで20億円相当の被害が予想されているとのこと、私たちの訪問にあわせて沢山のメカブを刈り取ってくるのですが、それでも多くの手でお手伝いをすると瞬く間になくなってしまいます。

それでも私たちの訪問を楽しみにしている現地の方々、私たちも笑顔でこたえます。

昼頃作業は終了し、参加者さんをハマーレ歌津(旧伊里前商店街)にお連れし、私たちが植樹した「もみの木」を見学、植樹の経緯を説明させて頂きました。*このもみの木のメンテナンスは全て団体の費用で賄われています。

ベンチの補修や肥料やり、現地の方に通年でお願いし、もみの木はすくすくと育っています、町内巡回バスの停留所がすぐそばにあり、バスを待つ間の休憩の場所にもなっています。このもみの木植樹の経緯を描いた漫画がツアー参加者Tさんによって描かれています(HPにバナー張ってます)。

このハマーレ歌津の夏祭りも現地の方々が主体になるまで、私たちが数年応援し続けました。

ハマーレ歌津をでて、毎年追悼を行っている「上山八幡宮」を訪れ、禰宜の工藤真弓さんの紙芝居「ぼくのふるさと」をみせて頂きます、この紙芝居3.11当日のある家族(工藤さんのご家族)の物語、たぶん工藤さんもこの紙芝居を講演の資料として何百回もいろんなところでやっているに違いありませんが、私たちの為にも「この日」には必ずみせて頂きたい作品です。

前日、青森で講演され、疲れているのにも関わらず、いつものように明るく接して頂きました。

参加者さんからの質問にも笑顔で答えてくださったり、絵葉書をくださったり、工藤さんの優しい人柄にもふれることが出来ました。

参加者さん「実際、現地に来てみないと本当のことはわからないんですね、来てよかったです」とのコメントを頂きました、私たちは現地と被災地へ想いをよせる方々とを繋ぐ「繋ぎ」でしかありませんが、現実や真実は自分で足を運び、そして目で見て、耳で聞くことでしか分からいことを多くの人達に知って頂きたいと思っています。 

神社の鳥居から先には津波が押し寄せることはなく、3.11当日と同じように紅梅が咲いていました。

参加者さんは14:46:48に合わせ、海に向かい手を繋ぎ、黙とうをし、追悼をさせて頂きました。

黙とうの様子はinnsutagramにてご覧になれます。

https://www.instagram.com/reel/C4dLPM6J_0l/?igsh=MXQ2a3hhdWN5Y2ZucA==

明日より、14年目の活動となります、この地や災害が発生した地、全ての方々の平安を祈ります。

PS 参加者さんからコメント頂きました。

今回のツアーは友人の○○にとっても貴重な体験だったらしく、「参加してみて良かった」「震災を

知らない身として新たな気づきがあった」との感想を述べていました。

私自身にとっても、震災の記憶を風化させない、日常のありがたみを再認識するきっかけとなりました。

震災から13年経過しましたが、復興の面ではまだ途上である中、震災の記憶が風化しつつあるかと思います。今回の活動を通し、フェローズウィルの皆様の活動が復興を後押ししてくださり、また被災を知らない人々に何かしらの気づきを与えるきっかけをくださっているのだと改めて実感致しました。

私も○○も、フェローズウィル様の今後の活動を応援しております。

今回もありがとうございました、またお会い出来たら嬉しいです。

                                             完