5月3~5日、連休中日、お天気は晴れ、私達は南三陸でのワカメ収穫体験ツアーを催行しました、参加者さんはスタッフ含め総勢25名、こんなに多くの方々(初めて参加されるかたも14名程)が参加して下さったことに感謝しながら、バスは東京駅を出発します。

親子で参加される方、帯広から参加される方、現地集合の仙台の方、年齢も職業も様々な方々が南三陸への想いを一つにして出発します、いつもながら皆さんが和気あいあいになるには時間は必要ないようです。

都内から茨城の友部SA迄は混んだり、進んだりの繰り返しでいたが、友部を過ぎたあたりからはスイスイと巡行モードに突入です、富岡出口で6号線に入り、原発事故から12年を過ぎた、現地をご自分の「目」で観て頂います。

12年と3ヶ月前に閉店した(原発事故で住民の方々と共に避難して以来そのままの状態)すき家の店舗は取り壊されず、今も当時のまま道沿いに佇んでいます。

避難後人が住めなくなった家屋は朽ち果ててしまいます、あなたはこの家に戻れますか?

汚染土が詰まったフレコンバッグはまだ現存しています(ただ今、大熊町にある中間貯蔵施設に移設中、最終処分場は決まっておりません)。

初めて原発被災現地を訪れた方々は一応に何かを感じて頂いたかと思います。(地震や津波の被害に加え、原発事故という複合の災害があった地域です)

東京から車でたった3時間ほどのこの地、人の住めない街、此方から供給されていた電気で暮らしていた私達、マスコミでは報道されない真の姿がここにあります。

除染から廃炉に続く作業には途方もないほどの年月を要します。(最低50年、もしかすると100年、、気が遠くなります)

渋滞と夕食の量を鑑み、昼食は車中とし、浪江の道の駅では小休止としました。いつもは、しらうお丼が美味しく、お薦めで、遠方から近隣から多くの方々がお見えになっていました。

ハロ現象が見受けられましたが、お天気には影響はないようです。

前回、4月は「さくら」、今回は「山ふじ」、車中からの楽しみの一つです。

*実は藤の花が目立つのは、人がいなくなり山に手が入らなくなった結果なのです。

夕日のあたる、泊崎半島、その突先近くにある民宿、高倉荘に到着です、待っているのは満腹必須の夕食です。

お腹満足度100%の夕食です、残しちゃいけない、高倉荘の夕食、、笑。

現地集合の方々9名と合流し、大勢で和やかな夕食タイムでした、民宿も久々の大所帯の訪問、喜んで下さったかと思います、震災当時、共助の中心的な存在であったこの民宿、多くのボランティアもお世話になったこの民宿、コロナ禍でくじけそうになった民宿の経営を、持ち前の頑張りで耐え抜いたこの民宿、私達の活動に理解を示して下さりご協力を頂いているこの民宿、、、これからも応援します。

町内には震災後新しく開店したお宿もありますが、私達はこれまでの繋がりや感謝を大事にしており、大概、此方の民宿を利用させて頂いております。                                続く