南三陸ワカメ収穫応援、メカブ削ぎ体験ツアー その3
南三陸三日目、晴れ時々雨、冬型の気圧配置の為か風は冷たい、泊浜地区は強雨の為、メカブ刈りの出船はありませんでしたが、寄木地区は些か穏やかで、一部の漁師さんがメカブ削ぎの最中、さっそく初めての参加者の方を現場にお連れしました。
いつ見ても高倉荘からの朝日は素晴らしい、ここ泊崎は半島になっており、夕刻には夕日をみることもできるのです。
参加者のお二人は高校生、初めてのメカブ削ぎ体験です。
現地の方々との接点と安全の為、必ずスタッフが寄り添います。途中風が吹いたり、雨がぱらついたりし寒い浜の作業でしたが、漁師さんからお借りしたカッパ(胸に錨マーク)を着用すればへっちゃらです。
こちらはワカメの発送のお手伝い。
こちらは芯抜き作業前のワカメ揃えのお手伝い、10時と15時はおやつの時間です笑。ワカメの養殖・収穫はご夫妻二人でおこなってます、まさに夫婦船。
ご主人は男気のある漁師さん、伺うと色んな話を聞かせてくれます、今回は奥様を労り、心配してる事、、でした。
こちらのテントでもワカメ揃えの作業中、各家庭によって作業の手順も色々あるんです、このテント2013年にユニセフの方々と私どもが共同で作ったものです。
ワカメ発送の伝票書き、ワカメ揃え、芯抜き作業、各自分担で作業を行います、どちらの作業場も冗談を言い合い、笑顔が飛び交います。
高倉荘のご主人も漁師さん、自前の船を持ち食材は前の海で捕ってきます、美味しいわけですよね、とにかく綺麗です。
朝食は07:00、出発は08:00、出発前に集合写真です。
お父さんも交えた、この集合写真、もう何枚写したのか、いつか現像して高倉荘さんにお渡ししたいものです。
寄木を離れるときも集合写真(HP上部写真)、帰路につく前、南三陸ワイナリーに立ち寄り、お土産を購入します、このワイナリー、私達と同じ災害ボランティアだった方が、地域おこし協力隊となり、ワインの醸造を勉強し立ち上げたものでIターン者、いままで街にはなかった文化の創造です。この夏私達もこのワイナリーのお手伝いをさせて頂くことになってます。自分で収穫したぶどうで造ったワインを味わう、、いいですね。
お買い物を終え、南三陸を後に、石巻大川小学校へと向かいます。一日目は門脇、最終日は大川小学校、学校防災上良く対比される両校です。
避難誘導が遅れ、多くの生徒さん、教職員、街の方々がお亡くなりになった、現場です。門脇小学校と共に石巻の震災遺構となっています。
さあ、東京に向かい出発です。途中事故渋滞はあったものの、ドライバーさんの的確な判断で20:30前には東京駅に無事到着しました。
参加者の皆さん、スタッフの皆さんお疲れさまでした。
追記
長靴乾燥機、、いつも目にしないものが並ぶ作業小屋です、メカジキ、マカジキの角を加工した道具や、櫂、雲丹漁に使うメガネetc,とにかく道具をみるのは楽しいです。
ご参加の皆様、またお会いしましょう。 完