南三陸ワカメ収穫応援、メカブ削ぎ体験ツアー その2
2015年、2016年、私達は漁師カレンダーを作り、希望者に販売し、その売り上げで小さな花木の苗を購入し、南三陸の各地に植樹しました、その一本「ミツマタ」がこのような大木になり、多くの花をつけ、春を告げています。
活動二日目は曇天時々雨、風が強く、メカブ刈りの船は出船しません、泊浜地区担当、寄木地区担当に分かれ、活動を開始します。
高倉荘のお父さんに引率して貰い、泊浜チームは二班にわかれます、ブイ掃除は男性、ワカメ揃えは女性が担当です。
今年のワカメは温暖化の影響、時化がなかった、雪が降らなかった、山からの栄養素が少なくなった、(漁師さんの色々な意見)等のことから色落ちという現象が発生し、不漁、毎年自然を相手に養殖をされており、毎年出来栄えが変わります、高値になっても、品薄、ワカメの浜値があがったりさがったり、漁師さん達はいつも苦労されてます。
今日は袋詰めの作業、私達は12年ワカメ収穫のお手伝いをしていますが、毎年収穫~出荷までの作業の時期が早くなってます、初めてきたときは5月連休後まで、出荷作業があったのですが、年々それが早くなり、今は4月中に終了してしまいます、いつかワカメも品薄の貴重品になるかもしれませんね。
こちらは、芯抜きまえの揃え作業、芯抜きはワカメの歩留まりが関わるため、ベテランのお仕事になってます。
震災の時は幼稚園の年中さんだったお二人、今は高校二年生、その方々が活動に参加して下さってます。
袋詰め、目標500個、達成です。
全員、夕食に備え、お昼は少なめ、但しおやつのお菓子は別らしい笑。
畠山さんの長男Y君、震災の時は高校二年生、旧気仙沼水産、(今は向洋高校)の生徒さんで、学校で被災、一目散に逃げて、、今は一児のお父さん、親子三代のショットです。時の流れを感じますね。
泊浜チームは皆合流し、ワカメ揃えの作業をして頂いてます。
お父さんの前掛けがカッコ良い、おねだりした結果です。笑、これからはこの前掛け付けて参加ですね、、。
こちらでは、元葉取りの作業に挑戦中です、元葉とはワカメの根元にあるひらひらの部分で、希少部位ですが、地元では柔らかく、調理しやすいと重宝され、最近では出荷も出来るようになったそうです、、南三陸に訪問した多くのボランティアさん達がその美味しさを広めてくれたのではないでしょうか、、。
作業小屋前の空き地は地区共有の場所、終了した「いさざ」漁の網が干してあります。 いさざとはオキアミのことで、今年は大量だったそうです、干しエビとして売られたりしてますね。
作業小屋の周りは春満開
泊浜に夕日が届きます、明日は晴れるかな
追記
休憩中に防潮堤を見学しました。 続く