第56回フェローズウィルボランティア その1(ワカメ収穫補助最終編)

4月、3回目のボランティアツアーです。スタッフ含め4月だけで70名の方々を南三陸町にお連れしました。初めて参加される方が沢山いて、5年が過ぎてもなお多くの方々がこの地に想いを寄せている事が判ります。IMG_0353

今回はスタッフ総出でツアーをカバーします。運転ではスタッフ飯島さん、古賀さん、同乗では天井さん、木村さん 個々に参加者の皆さんへの思い、そしてスタッフとしての責任を背負い頑張ってくれました。

連休最初のツアー、連休のツアーは必ずどこかで渋滞に遭遇します、その懸念が現実になりそうなスタートの滑り出しです。FullSizeRender25都心を抜け、友部JC辺りからバスは順調に進むようになりました。IMG_6904広野ICで高速を降り、沿岸部へとバスは進みます。IMG_6905楢葉~富岡での沿岸部には多くの「黒い袋」が積み上げられています。私は最近よくある大学の卒業式で学長が述べられた言葉を引用するのです。「絶えず情報は上書きされ真実が見えない世情である」「真実を確かめたくば、自分の足で赴き、自分の目で確かめ感じることが肝要である」この光景は特に初めて参加される方々には衝撃的です。除染が終了し、線量が下がったので「ここに住め」と言われているのです。IMG_6906IMG_6907常磐線を富岡~浪江間を2020年までに開通させ、全線開通とする予定としていますが、今年その調査が終わったばかりです。(写真は富岡駅手前の踏切から見た光景)・・調べればわかる情報ですが、色々な事実は今のマスコミから報道はされないのが現実です。

ボランティアツアー・・イメージ的には作業活動が8割、視察が2割だと思われるでしょうが、当団体は事実を知って頂き、防災の認識を持って頂き、5年前のその日を感じて頂いた上で、現地の方々と交流し、お手伝いをして貰う事を念頭に催行している為、他団体のそれとは一線を画しています。

バスは予定時間を少し過ぎ、石巻の大川小学校へと進みます。FullSizeRender「過去に囚われるな、必死で逃げろ、率先垂範者たれ」の津波三原則を知らしめてくれる、大川小学校で献花・焼香をして頂きます。新北上大橋が津波で破壊された橋脚の付け替え工事中(2か月間)の為迂回して南三陸町へ向かいます。FullSizeRender27

本日の宿泊先「いりやど」では美味しい夕食が私達を待っています。23FullSizeRenderDVDの観賞を明日に変更し、今夜は皆さん早めにお休みください!!IMG_6916翌日は良い天気!!朝のブリーフィングは天井さんにお任せし、本日はワカメ収穫最後のお手伝い&平成の森仮設住宅集会所の引っ越しの活動となります。IMG_6917IMG_69205月に入ると、メカブの浜値が下がるので、追い込み作業となります。IMG_6921IMG_6922船着き場はメカブで一杯です!!IMG_6923怪しい人がいます(笑)この時期紫外線に注意!!IMG_6938さて、集会所の引っ越しが始っています。屈強な(?)男子と優しい女子、計7名での作業です。5年前のことが頭に浮かび「ここであんな活動、こんな活動したな」と感慨にふけるところですが、現実は厳しく辛いものです。IMG_6940新しい集会所(仮設住宅の中にあります)に搬入IMG_6944旧集会所では女性たちがこまごまとした物を片づけています。IMG_6942IMG_6956ひと段落ついたところで休憩!オバちゃん達が作ってくれたおかず、そしてお菓子を頂き談笑中。IMG_6958で、こんなに綺麗になりました(驚)!! 仮設には今、婆ちゃん、爺ちゃんが多く、このような引っ越しは辛い作業なのです、皆さんご苦労様でした。IMG_6960屈強男子達。IMG_6955明日から新しい集会所が使えます。これからも寄り添います!皆さんご苦労さまでした!!

2日目続く

追加写真IMG_6970休憩時間にヒツジと面会IMG_6969番犬?に好かれてますIMG_6972可愛いような怖いような(笑)FullSizeRender62「いりやど」のご飯は美味い!!