MUFG様企業ボランティアコーディネート ②
隣町の登米市に宿泊された一行と朝08:30に歌津の伊里前復幸商店街で待ち合わせ、二日目の活動は泊浜漁港でのワカメの種挟みです。海と毎日向き合う漁師さん達の仕事は大いに自然に左右されます。この種挟みは淡水に弱い小さなワカメの赤ちゃんを船着き場でロープに挟み込み、すぐ海水に戻し、そしてロープ一本ごと沖の筏に括り付ける作業です。少しでも海が荒れたり、雨が降ればできない仕事、ましてやここ泊浜は南三陸の中でも海が荒れやすい外洋に面しているのです。ロープをこじ開け隙間を作る人、それに種を挟む人、二人一組になって作業を行います。
岬に遮られて朝日が出てこない船着き場での作業、風が吹く度寒さを感じます。
一本、一本気長に行う作業、今日の海は凪、船着き場では朝から一斉にこの作業を行います。明日から、又海が荒れます。少しずつ日が当たりだしました、震災で沈下した船着き場も嵩上げされ、船が直接岸壁に接岸できるようになり、やっとここまで来ました。「震災前は若い漁師が沢山いたんだ、でも震災後船がなくなったり、漁ができなかったりして若い奴は土木工事やサラリーマンになってしまった。一度よそに出たもんはかえって来ねえよ、見てみろ爺さん、婆さんばっかだろ。この先漁師は必ず減っていくぞ、でもこうして手伝ってもらうと、頑張んねばって思うんだ」と漁師さん。そうです、この笑顔が必要なんです。お昼前に作業を切り上げ、出来たばかりの番屋で着替えをして集合写真皆さんが来てくれるおかげで、まだまだ頑張るぞという気持ちが湧いてくるのです。お疲れ様でした!!
追加写真お茶っこタイム・・地元の餡こいりまんじゅうを頬張ります。
女子はお饅頭をおいしそうに食べていますね、それにしても大きい!
1日半で随分様々な作業を手伝われたのですね、お疲れさまでした。
ワカメの種です。(携帯なかったです!!、これは参加者さんにしかわかりません(笑))種付けが終わり、すぐ海水へ放たれます。(この後、ロープは船上に引き揚げ沖まで運ばれ、筏に括り付けられます)三か月から四か月後にはこのワカメが成長し、刈取りの時期がやってきます。(この時期も沢山の人手が必要です)皆さん又お会いしましょう。感謝
完